スーパービジョン~プランニングを考える

17 3 月, 2010 (08:14) | コラム(介護・福祉・医療) | No comments

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うちの相談室では,プランニングとアセスメントって,とても大切にしているんですね.何度かお話したかもしれませんが,ソーシャルワーカーの支援や援助は,常に意図的で,根拠を持っているべきです.そうでなければ,ソーシャルワークとは言えません.

さて,今日はプランニングについて少しお話をしたいと思います.

先ほどもお話しましたが,我が医療福祉相談室では,常に最新のプランを作成し,必要に応じて修正を行い,このプランに基づき具体的な介入を行っています.

昨日,後輩ワーカーが,クライエントのご家族と,ベラベラと多弁に話しているんです.そのやり取りを少し観察をしていました.

クライエントの能力などをアセスメントし,それを根拠にプランニングしていたのですが・・ プランに無いことをはじめたんです.厳密には,このタイミングで行うものでなく,あと1週後くらいに今の課題が片付いてから取り掛かる課題を話し始めたのです.

次第に,クライエントは,不安になります.色々質問をしてきます.

そんな中,更に後輩ワーカーは,ソーシャルワーカーのプランニングを事細かに説明し始めたのです.「退院日はいつを目標としているので,いついつまでに,○○をやるとか」説明しだしたんです.

勿論,この説明に,家族の不安は増大するのです.

面接の終結時には,ある程度,修正して終了をしたのですが,その後以下のようなスーパービジョンを行いました.

◆◆◆

まず,当たり前ですが,何の為にプランニングしているのか? ということです.冷静な時に,アセスメントを基に緻密に計画したプランニングを無視して,急に次の課題まで話をしてしまう.しかも,アセスメントで,そのクライエントの能力として,一つひとつショート・ゴール(我が相談室では,タスクと言っていますが)を設定し,段階的に進めていく必要があるとアセスメントしているにも関わらずに…

また,万が一,クライエントが今の課題が半ばなのに,次の課題に取り組もうとした場合は,ソーシャルワーカーが,「○○さんが今取り組む課題は,○○ですよね.まずこれをしっかりやりましょう.△△(次の課題)については,まだ手をつけなくても大丈夫です.必要な時,お声かけします」などの対応をとります.

更に,ソーシャルワーカーが設定したプランニングを全部話してしまうことですが・・ 勿論,プランニングをはじめとするソーシャルワーク・プロセスは,基本的にクライエントと共同してします.が,今回の場合は,クライエントが混乱期にあるため,詳細なプランや退院日をすべて話してしまうことは更なる混乱を招きます(大きな目標ややらなければいけない課題については,前回の面接で既に共有できています).

特に,今回は,退院日を言語化したことが,クライエントの不安を増大させました.クライエントも,前回の面接で,大まかな退院日は承知していますが,今やっていることが正しい取り組みなのかが不安なのです.クライエントは,それをサポートして欲しいのに,ソーシャルワーカー自身が安心する為に,自分の作成したプランが順調にいっているということを確かめる為に,自分の不安のコントロールのために,それを言語化してしまっています.

我々も,初めての道は誰でも不安でしょう.その走ったことない道を,先人(ここでは,ソーシャルワーカー)が,この道はこうだとか,ここが危険だとか不安を感じている時に言われれば,不安が増大するでしょう.

特に,既に走り出している現状で,この先はどうだ,こうだ,と言われても.それより,今必要な具体的に取り組まなければいけない問題を共有したほうが安心ですよね.

ケースをたくさんやると,同じようなケースに遭遇するため,ソーシャルワークの個別化の原則を忘れ,画一化されたマニュアルのようなサービスを適応してみたり,クライエント自身はもちろん初めての経験なのに,ソーシャルワーカーの根拠のない自信から「大丈夫,大丈夫」と,無理に牽引していったり,することもあるのではないでしょうか?

しかし,ここには大きな倫理的違反が存在しています.

もう一度,個別化の原則の点検と,ソーシャルワーカーである自分自身の理解や覚知を行い,自己点検を進めることが重要ですよね.

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第22回社会福祉士合格発表

16 3 月, 2010 (08:36) | コラム(介護・福祉・医療), 東京学芸大学, 講義・公演・講習 | No comments

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昨日,社会福祉士・精神保健福祉士の合格発表があります.本日は,その話をしたいと思います.

今回の試験は,社会福祉士は第22回,精神保健福祉士は第12回でした.

主に社会福祉士についてお話をしたいと思います.

受験者数は,43,631人で,合格者11,989人.合格率は,27.5%でした.昨年より合格率は,2%程度落ちています.現在社会福祉士の累積合格者は,12万人を超しています.

気になる合格の基準ですが,一問一点として,満点が150点です.これに対し84点以上が合格でした.昨年より点数では下がりました.約10点近く下がりました.あとは,全18科目の各科目で点数があることが条件でしたので,18科目の中で,一科目でも0点があると不合格になっています.

また,不適切問題が2問あり,その2問は全員正解(得点)扱いとなりました.

以上が,試験センターから公表されている情報です.

詳細はこちら>> 社会福祉振興・試験センター:http://www.sssc.or.jp/index_1.html

私の感想としては,合格点がとても低いように感じました.が,合格率は昨年より悪かったので,受験された方の多くの方は難しく感じたり,新しい試験の形式などに対応できなかった方が多かったのではないでしょうか.

試験問題の詳細の講評については,「けあサポ」でお話していますので,こちらをご覧ください.

簡単にまとめてみると,午前の科目については,昨年同様,○×の組み合わせや,正しいものの組み合わせといった形式での出題はなくなり,正誤問題のみとなりました.もうこの形式で出題はなくなりそうですね.つまり,「うろ覚え」では,今回の問題も解けなかったということです.そういった意味で,曖昧な知識では正確な解答が導けず,解答に迷った人も多かったのではないでしょうか.やはり,受験年度の4月くらいから福祉用語集などを利用して用語の正しい理解は進めていったほうがよさそうです.

今回の試験は,昨年と変わり,新カリキュラム・新出題基準で行われた初めての試験だったので,受験者にとって大きなストレスだったと思います.そのため,試験時にいかに冷静になれたか,いかに問題全体の状況を的確に,瞬時に捉えられたかが,合否に大きく影響したのだと思います.しかし,やはり,実際の試験では,個人差はありますが多少の混乱はあったようですね.

次に,午後の科目について,整理してみたいと思いますが,午後も,午前同様に,○×の組み合わせや,正しいものの組み合わせといった形式での出題はなくなり,正誤問題のみとなりました.

例年のことですが,午前中の共通科目よりも午後の専門科目のほうが得点できたと言う人が多かったです.実際に私の周りでも,このブログメイルに頂くメイルでも,学生さんに聞いてみても,午後の科目のほうができたという感想が多いようでした.そして,事実,今回の試験では,午後科目に救われたという方も多かったようです.

午後の科目で昨年と大きく変わったのが,「相談援助の基盤と専門職」「相談援助の理論と方法」の出題のされ方です.昨年までは,「社会福祉援助技術」として30問出題されてきましたが,今回からは「相談援助の基盤と専門職」で7問,「相談援助の理論と方法」で21問出題され,そのなかでも事例問題の形式が大きく変更されました.

図表 社会福祉援助技術(30問) ⇒ 相談援助の基盤と専門職(7問) + 相談援助の理論と方法(21問) 計28問 

また,事例問題は,前回まで,「社会福祉援助技術」で,長文の事例が6事例出題され,各事例について3問ずつの設問がありました(事例問題で18点).「老人福祉論」,「児童福祉論」,「児童福祉論」は,各事例が1事例出題され,各事例について3問ずつの設問出題されていました.

しかし,今回の事例では,短文の事例問題のみで,長文を読ませる事例はなくなりました.この傾向は,「高齢者に対する支援と介護保険制度(旧「老人福祉論」)」,「障害者に対する支援と障害者自立支援制度(旧「障害者福祉論」)」,「児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度(旧「児童福祉論」)」も同様でした.

「相談援助の理論と方法」の事例問題を見てみると,

具体的な内容としては,問題93が家庭児童相談室の事例,問題94が障害者相談支援事業に関する事例,問題96が母子生活支援施設の事例,問題103が特別養護老人ホームの事例,問題105が総合病院の医療相談室の事例,問題108が児童養護施設の事例,問題110が医療機関の医療相談室の事例でした.そのほか,事例問題ではないものの短文による場面状況を読んで解答する(実践場面における社会福祉士の判断を問う)問題や,その状況に応じた適切な対応や声かけ,関わりなどを選択する問題が出題されていたのが特徴的でした.

以上,雑駁ですが,社会福祉士の合格発表に関してのコメントでした.

合格した人も,そうでなかった人も,一先ずお疲れ様でした.

当日の様々な状況・条件で,1点や,2点なんて落としてしまうものです.でも,結果は結果なので,その結果を真摯に受け止めると共に,来年度の試験に向けて,今日から出来ることを考え見てください.

毎年,1,2点に泣いている人は何千人っているんですよ.でも,その1,2点がとても重要です.今度の試験では,1,2点で落ちてしまわないくらい得点できる勉強をして置いてください.先ほどもいいましたが,当日の状況や条件で,1,2点なんて簡単に落としてしまうものですから…

今からコツコツとはじめていけば,途轍もない力になります.是非,明日といわず,今日からはじめましょう.そして,新しい受験本は買わないこと.これから今年の試験を基に分析されたものが出版されますので,今は,先ほども言いましたが,用語を正確に理解しておくことが大切です.

介護福祉士の合格発表は,3月31日ですので,もう少しお待ちくださいね.

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辛くないトムヤンクン

15 3 月, 2010 (08:02) | コラム(ライフスタイル), 推薦図書 | No comments

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この頃,体調がいいんです.花粉症で,鼻はつまり気味ですが… それ以外はいたって健康体です.

気候も,段々と暖かくなってきましたね.

昨日は,珍しい土地(いつも行かない街)で,珍しいものを食べてきました.友人が,その私の生活圏域外に住んでおり,多数決で私が少数派だったので,その「いつもは行かない街」へいってきました.

でも,食べたものも日頃の生活で,まず,口にしない料理を食べました.その料理とは,「カンボジア料理」です.イメージすらつかないまま,東南アジアの料理=辛いっという先入観で・・ 実は,私,辛い食べ物苦手なんです.食べられないわけではないのですが… 舌が麻痺してしまって,味わうっていう感覚が無くたってしまうんですよね.

途中から,汗かきながら,飲み物をゴクゴク飲んで… 部活みたいになっちゃうんですよね.

で,出てきたカンボジア料理なのですが,辛い食べ物が殆どありませんでした.

「トムヤンクン」って,絶対辛いイメージありますよね? でも,辛くないんです.レモングラスの爽やかな香りと,弱い酸味のみで,濃厚な感じのスープでした.

で,店員さん(カンボジアの方のようです)に,聴いてみると,決してお世辞にも流暢な日本語ではなく,片言の日本語で,「タイ辛い.カンボジア辛くない」とのこと.つまり,タイのトムヤンクンや辛いが,カンボジアのトムヤンクンは辛いものではないとのことでした.

あと,珍しく,ワインではなく,ビールを飲んだのですが,これまたカンボジアのビールでした.日本のビールと殆ど変わりなく,日ごろは,ビール1本も飲めばお腹いっぱいなのに,3本も飲んでしまいました.

そんな休日でした.勿論朝早く起きて,仕事をしてから遊んだんですが… この頃,生活にも少し余裕が出来て,学校での講義がない分,自分の時間が多く取れます.自分を見つめる時間もあります.

とてもいいことです.

でも,この生活も,あと3週間くらいで終わり.いよいよ2010年度がはじまりますね.

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「言ったもの」勝ちの組織

14 3 月, 2010 (09:21) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書 | No comments

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わたし.物事は,黙ってやる方なんですよね.物事を始める時もそうですが,やってるときも黙ってやります.

皆さんはどうですか?

ちょっと話は変わっちゃうんですけど,仕事でも,「自分はこんなやっているのに」とか,「私たちの仕事は~」のように,ある意味自分の仕事を言語化して,うまく伝えられる人っていますよね.

私は,それが苦手なのです.ある意味,管理職失格ですが・・

こうやって,言語化して,人員を増員したり,職場での位置を確立したり,役割や機能を誇示したりする人もたくさんいます.

脆弱な組織だと,「言ったもの勝ち」ですよね.でも,やっぱり,声が大きい人の考えが,組織の方針や目標になってしまう組織は,かなり「ヤバい」ですよ.

私のやり方は,黙って自分たちのやることをコツコツとやり,間違えなくやるべきことを遂行していきます.だから,自分たちの頑張りは,言語化するのではなく,実績として伝えていっています.

でも,実績として残ったとしても,本当に物事を正しき判断したり,見たりできる人でなければ,それについての評価はなかなかえられないものです.

私は,その場の感情だとか,声を上げたりすることで,方針がコロコロかわってしまったり,組織が運営されていくことにはあまりついていけないタイプです.

皆さんはいかがでしょうか?

私が,会議なので,意見するときはよっぽどの時以外は,殆ど口を出しません.なぜなら,自分が口を出せば,上述のように,ワンマンになりかねないからです.私は,冷静な議論で,物事を決めていきたいんですよね.

だから,自分の言動はとても慎重です.

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シンプル~「今」というライブ感

13 3 月, 2010 (08:22) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療) | No comments

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この頃,ブログメイルをよく頂くんです.本当に,本当にありがとうございます.*ブログメイルについては,必ず返信しているのですが,携帯電話で送ってくださる方で,「PCメイル拒否」にしていると,私からのメイルが送ることが出来ません.事実,それで,返信できない方もいらっしゃいますので,ご注意ください.

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定期的に送ってくださる方や,時々気が付いた時に送ってくださる方,記事に対してピンポイントにコメントをくださる方・・ 色々です.でも,ブログメイルって,本当に嬉しいんです.何故なら,孤独でしょ.地道でしょ.ブログって・・

本当に,読んでもらっているのかなぁ・・ とか.

でも,私の考えとしては,『例え読者がが一人出会っても,丁寧に,いま自分が思うこと,考えることをお伝えしよう』ということです.この素直な気持ち,考えていることって,やっぱり今の自分にしか出来ないことで.

勿論時間が経てば,もっと立派なこともいえるかもしれないし,正しい答えが見えてくるのかもしれないし,もっとスマートに言語化することが出来るかもしれません.

でも,やっぱり,「今」っていうことを大切にしたいんですよね.

そういった意味では,私の演習の講義も同様かもしれません.やっぱり,「今」という,ライブ感を大切にしたいんですよね.

そこには,飾られた言葉も,背伸びも,嘘も,偽りもないですからね.とっても,シンプルだろ思うんですよね.

更に,そういった意味では,臨床でも面接・面談も同様ですね.やっぱり,「今」ということが大切で,ずーーと,言っていますが,人も心なんてコロコロ変化するもので,どれが真実なんて無いんですよね.すべてが真実で,それを包括したものが,ニーズだったり,「思い」だったり,「気持ち」だったりするのだと思います.

よく臨床をしていると,家族は「○○ってたけど,あれ嘘なの?」とか,「話す人によって言うことが変わるんだね」とか・・ 言う援助者ってとても多いのですが,全部,ホントなんですよね.嘘なんて全然語ってなくて,全部ホント.でも,その時々で変化するっていうのが真実なんですよね.

そういった意味では,ソーシャルワーカーの面接って,とてもシンプルなんだと思います.勿論,意図的ですし,戦略的ですし,計画的ですが・・

ソーシャルワーカーって,アクター/アクトレスで,役割を意図的に演じていますが,その究極って,超自然なんだと思うんですよね.

つまり,私はこんな人間ですとか,こんな生き方してきましたって… 全然入らないと思うんですよね.

大学や専門学校での講義や,講演も,臨床のソーシャルワークでも,「今」というライブ感がとても大切で,そのためには,常にシンプルであることが重要なのだと思います.

って,なんだか,今日は朝からすこし難しい話になってしまいました.頂くブログメイルでは,疲れてますか?とか, 露木先生でも悩むんですねとか・・ この頃のブログちょっと悩んでいますか? 自分では分からないですね.

このブログは,書き溜めもしないですし,その日の朝,その日感じ,思うことを書いていますから.

私の心としては,とても元気なんですよ.確かに,色々と無理・難題で余裕が無いことも有りますが・・

 今日のお薦めの本は,いつもブログメイルをくださる方からのリコメンドで,3/9ブログ『早起きは…』に関連する図書です.その後,私も読みましたが,これがまたいい本です.あ.因みに単なる早起きのススメじゃないですよ.早起きをする方法が書かれているものではありません.

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倖せになれ 

12 3 月, 2010 (08:03) | コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書 | No comments

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私,まだ若僧・・ 青二才なのですが・・ 非常勤の講師をはじめて早5,6年が経つんです.単発の特別講義なんかを含めたら7,8年はやっています.

これは,単(ひとえ)に,良い先生方に恵まれたこと,と,周りの方々の支えやフォローがあったからです..あとは,ちょっとの努力.

で,毎年,卒業生を出すわけです.常勤の先生でもないですし,非常勤なので学生さんとのコミュニケーションや,ゼミなどのようなきめ細かい指導をしているわけではないので,学生さんには余り記憶に残らないかもしれません.

だから,一方的な想い・・ 片思いなのですが・・ 卒業する皆さんへメッセージを送りたい思います.

卒業.それは,何かを成し遂げ,努力が形なる瞬間だと思います.おめでとうございます.

あの時,腐んなかったら,諦めなかったから,頑張ったから・・ 手に出来たもの.人生にとっての大きな自信につながりますし,とても素晴らしい宝物だと思います.

皆さんが,毎日,続けた,「それ」は,時に無駄だと感じたり,実感として見になった経験ってとても少なかったかもしれませんが,目に見えないところで,大きな成長,力となっています.

しかし,まだまだ,人生のスタートラインに立ったばかり.これから,混沌とする社会を自分の力で生き抜いていかないといけないのです.そして,専門家としての実力を試される時なのです.

誰でも最初は「何も出来ない」・・ 初心者です.最初は,ドンドン失敗してもいいから,自分が信じたこと,それを続けていって欲しいと思います.勿論,間違えや修正は必要でしょう.いい先輩に,ドンドン指摘してもらって,幅の広い専門家になって欲しいと思います.

その人の人間的な魅力は,単なる量(人生の長さ)的な要素のみではありません.

その人の経験や体験すべてが,その人の魅力に直結していきます.言うなれば,質的な要素も,人間的な魅力の重要な条件です.

今,手にしたものはまだまだ輝きはないけれど,磨けば磨くほどどんどん輝いていきます.

これからそれぞれの場所で,それぞれの持っている力を最大限に発揮して,辛いことも,楽しいことも,苦しいことも,嬉しいことも・・・色々あるだろうけど,自分らしくやって欲しいと思います.

皆には,素晴らしい力がある.その秘めた力を最大限に発揮して欲しいと思います.いま,福祉の分野は本当に変化・変動の時期であり,またとても重要な社会的なニーズや社会的問題がダイレクトに影響している分野です.その中で,皆さんの学んだ知識や技術を精一杯発揮して欲しいと思います.

人それぞれ人生はあり.その生き方の方法やスピードの違いがあります.どれも,正しい.その人にあったやり方で,歩幅で進んでいけばいい.辛いときは,ゆっくりでもいいし,時に立ち止まってもいい.前を向いていれば.

卒業おめでとう.ブログからみんなの心に届けばと思います.

倖せになれ…

 『卒業』 重松清 私の大好きな作家のひとりです.

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組織内の連携・協働 ~文句ばかり言っている人

11 3 月, 2010 (08:25) | コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書 | No comments

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組織内の連携や協働について少しお話したいと思います.

この組織内の連携や協働については,医療機関では,もう10年くらいに検討されていた課題で,例えば,各専門職の各々の専門性を発揮して仕事をするべきですが,他の職種にまで口出しをしてきて,「ああだ,こうだ」といった時代です.それでいて,肝心の自分たちの専門性が不明確だった時代です.

現在の連携は,もう皆さんお分かりの通り,各専門職の専門領域は「侵さない」というか,分からないのだから口出しません.が,その専門職が,どのような専門性を持っているのか,知識や技術を持ち合わせているのかを理解して対話しています.そして,各専門職が専門性を最大限に引き出し,お互いに不足する側面を補填し合い,問題に取り組みます.

しかし,まだまだ,このように行かないのが現状のようです.医師にしても,看護師にしても,レベルの高い人は,自分の力量を十分理解していますし,他専門職もよく理解しているため,適材適所,必要に応じて困ったことを上手に他職種に相談できますし,任せることが出来ます.

一方,未だに,他職種への理解が進まず,自分で抱えてしまっている人.若しくは,他職種に常に文句を言っている人がいます.

これは,どんな大きな病院でもあることです.優秀な医師がいても,優秀なソーシャルワーカーがいても,優秀な専門職がいても,そういう人は,どこでもずーーっと,一人で文句をいっています.周りも同じような環境だと,もうこの病院は終わり… ネガティブな病院・組織へとなってしまいます.

では,なぜ,文句を言う人いつまでも文句を言い続けているのか… それは教育の問題だと思います.先輩からそのような現場教育を受けてきた人は,直ぐ口から文句しか出ません.あともうひとつ,その仕事についてから新たな学習をしていない人です.つまり,生涯教育や現場研修などに参加していない人,専門誌を読んだりしない人です.

でも,こういう人は,一時的には皆付いていきますが,しっかりした組織を持つ機関では,淘汰されていってしまいます.

が,医療機関が,しっかりした組織化というと,これもまた怪しい.とても大きな病院でも,組織がガタガタの病院はたくさんあります.

だから,こういう雰囲気になってしまうと,その病院は,またスタッフが一新するまで低空飛行になります.

その前に,このように文句ばかり言っている職員が文句を言い出すような運営や経営,組織体系が問題なのですが・・

最後に,このような人は,主語で「組織が・・」とか,「○○部門・部としては・・」とか,あたかもメゾシステムで議論している錯覚になってしまいますが,肝心の内容はミクロシステムでいってしまっているので,システム的に捉えるソーシャルワーカーからは直ぐ,欠陥が見えてしまって,一気に冷めちゃうんですよね.

ミクロシステムでいくから,感情的なんですよね.情緒的なんですよね.この情動に組織や経営者が引き込まれたら最後です.

そんな時,我々ソーシャルワーカーは一気に心を閉ざします(笑). そして,どこか他の病院に移ろうかなぁ~と情報収集や就職活動を始めます.

勿論,転職する人の殆どが上述の理由ではありませんが. 転職の時期ですね.

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待つわ

10 3 月, 2010 (08:03) | コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書 | No comments

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ソーシャルワーカーが,クライエントやキーパーソン(以下キーパーソンとの記述は除き,クライエントに包括する)のことを信じ,「待つこと」は多々あります.勿論,しっかりアセスメントをした上で,この人なら必ず出来る,と信じた場合です.

それでも,裏切られることはあります.

その時,アセスメントが甘かったのか? クライエントが動けるような十分な情報提供を行ったのではないか? クライエントのみに何かがあったのではないか? クライエントの能力を超えていたのではないか? クライエントに過度の期待をしていたのではないか? クライエントに過度の負担をかけていたのではないか? ・・・

などを検討するものです.

私たち,ソーシャルワーカーは,キーパーソンを設定する時,その人の能力を多面的に評価します.年齢や性別,疾患,既往歴,職歴,家族歴,生活歴,ストレングスなどなど,多面的に評価し,そのキーパーソンが,問題解決のために十分機能するかを評価していきます.

しかし,時に,キーパーソンが一人しかいない場合は,その人頼みなのですが,こういう場合困ることも多々あります.何とか,そのキーパーソンのモチベーション維持や不足した能力の補填(補助)などを支援して,ケースに参加してもらえるよう働きかけます.

また,このキーパーソンでは十分機能したいと判断した場合は,他の支援者を探したり,立てたり,専門家に介在してもらったりします.ある種,ニーズなどを十分に聴き,問題を共有した上で,ある種ソーシャルワーカーが牽引者となって,ケースを動かすこともあります.

勿論,ソーシャルワークの大原則は,クライエント主体なのですが・・

また,このような場合は,アセスメントとプランニングを常に修正してケースを進めていきます.特に,プランニングに関しては,かなり緻密に,具体的に作成していきます.

医療ソーシャルワーカーのケース終了は,ソーシャルワーカーの組み立てられたプランニングによるものと,あらかじめ「医療法」や「診療報酬」で定められた入院日数が,イコールソーシャルワークの終結の場合もあります.

そのため,一日の中で,同時に複数の課題(問題)を解決していかなければいけない場合もあります.

例えば,十分な面接は短時間に複数回繰り返しますが,今週で施設見学(勿論,同時にソーシャルワーカー面談を組みます)をし,来週の面接で,施設決定,再来週に施設面談・入居といったようなスケジューリングをします.

最初の一週間は,各施設見学後,毎回ソーシャルワーカー面談をする場合もあります.二週目の施設決定をする面談については,1回の面談ではなく,3回くらいの面談を行って結論を出す場合もあります.

これは,先ほども述べましたが,アセスメントに基づいて作成されたプランニングによってすべて管理されています.面接の内容では,元々建てていたプランニングを変更し,面接回数を減らしたり,増やしたり,見学の時間を延ばしたり・・します.

そして,面接の後は,「待つ」しかないんですよね.

その人を信じて,「待つ」しか.

 『「待つ」ということ』 鷲田清一 私が好きな哲学者の一人です.この先生の本はどれも素晴らしい.是非一読してみてください.あまり私個人の見解を述べるより,この本の紹介文をそのまま掲載しておきます.

【内容紹介】ひとは自分の生をどう生きてきたか。「待つ」ことから探る哲学的断章。

現代は待たなくてよい社会、待つことができない社会になった。現代社会に欠落しはじめた「待つ」という行為や感覚の現象学的な考察から、生きること、生きていることの意味に分け入る。臨床哲学の視点からの認識論。

【BOOKデータ】現代は、待たなくてよい社会、待つことができない社会になった。私たちは、意のままにならないもの、どうしようもないもの、じっとしているしかないもの、そういうものへの感受性をなくしはじめた。偶然を待つ、自分を超えたものにつきしたがう、未来というものの訪れを待ちうけるなど、「待つ」という行為や感覚からの認識を、臨床哲学の視点から考察する。

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早起きは…

9 3 月, 2010 (08:04) | コラム(ライフスタイル), 推薦図書 | No comments

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昨日に引き続き,近頃のわたしについて,お話したいと思います.

ブログメイルで,「露木働いてるのか?」については,ちゃんと働いているってわかってますよ~とか,仕事頑張っているということはもしや,また島旅に出る前兆ではないか… などなど,コメントを頂きました.

更に昨日のブログでは,食生活や運動のお話もしました.

◆◆◆

今日は,起床時間について少しお話をしたいと思います.ちょっと前までは,ブログの書き出しに,起床時間を書いていたのですが… 変化がないでしょ? そうなんです.私,5時起きってきめたら,毎日キッチリ,基本的には5時に起きちゃうんですね.

昔から,一度決めたことは結構守るというか,続けるタイプなんです.三日坊主になるようなことは,はじめからやらないのですが…

で,勿論,この頃も,5時に起きています.少し前に比べたら,だいぶ朝が明るいです.

では,この早起きはいつから始めたのかというと… たぶん,病院を移ってからなので,約4年くらいになるのではないでしょうか? しかし,昔から比較的早起きだったので,遅くても6時半くらいまでには起きていました.

早起きに変えたきっかけは,朝のほうが頭の回転が速いことや,少し早く病院(職場)にきて,一日のスケジュールをコントロールしたり,始業前に,頭やカラダが温まっていると,9時スタート直後からフル回転で仕事が出来るからです.

だから,午前中で大抵の仕事は片付いています.勿論,面接や調整,記録書きなどは午後もやっていますが,何ていうんですかね・・ その日にやらなければいけない仕事ってあるじゃないですか.それが午前中には片付いているんですよね.

そうなると,結構,午後余裕を持って仕事が出来ますし・・ 基本,定時に帰ることが出来ます.

あと,仕事が終わらないので,夜遅くまで仕事をしていることもありますが,アイデアを出したり,創造するような仕事は,絶対に朝やった方が効率的ですし,ビック・アイデアが生まれやすいです.逆に,夜,ビック・アイデアが生まれた経験もありませんし,ミスがとても多いです.

と,いうことで,早起きになったんです.

そのほかにも,早起きをすると,朝ごはんを食べるようになりますし,朝メイルチェックやニュースチェックもしっかりできますし,一日のスケジュールを落ち着いて考えることが出来るようになるので,効率的に仕事が出来たり,一日が充実します.

そして何より,一日が長く感じますよ.休みの日なんて,早起きをして,一仕事や,一運動,一お風呂(っていうかなぁ?)したとしても,まだ,8時だったり,9時くらいだったりします.それから,他の活動が出来るのです.

また,早起きをすれば,日本全国,10時には目的地に着いているんですよ.

 早起きの人は,多才の多かったり,成功者も多いです.私もあやかりたいです.

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近頃のわたし

8 3 月, 2010 (08:16) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書 | No comments

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この頃,ブログでスケジュールみたいなものをお話しないので,「露木はちゃんと仕事をしているのか?」って思われている方もいるかもしれませんが,しっかり働いています.休み無く.

先週末からのお話を少しすると・・

金曜日は,お昼院内での大きな会議の後,食事をゆっくり取る暇も無く,院外の会議へ.

土曜日は,午前中専門学校の教員会.午後から病院勤務.終業後院内の研究発表.

と,相変わらずバタバタと生活をしています.昨日は,一日お休みでしたが,来年度の授業準備や教科書選定,シラバスの作成などやることはたくさんあります.

本日は,一日病院勤務のあと,19時から院外の会議です.

ね.ちゃんと働いているでしょ?

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もう少し,プライベートのお話.数日前に,食事と運動に気をつかっているってお話しましたが・・ 勿論続けています.運動は,なるべく「動く」こと自体を意識しています.そして,朝晩の筋トレも続けています.

食事の方も,続いています.時間が無かったり,疲れてくると,手っ取り早く食べられるお肉料理を選択してしまいますが,これがドンドン悪循環になって,お肉を食べるからカラダが更に疲れるし・・・ ということで,この頃は,お肉は一切口にしていません.別に脅迫的に食べていないのではなく,カラダが欲しません.同様に,お魚も控えているので,若干ベジタリアンのような食生活になっています.

でも,ヨーグルトやチーズのような乳製品は口にしているので,ヴィーガンといわれる肉魚・乳製品・卵・蜂蜜などを一切食べないベジタリアンではなく,ラクト・オボ・ベジタリアン(乳製品・卵は食べる)のような生活です.もしくは,魚介類を食べるベスコ・ベジタリアンのような生活をしています.

ま,本当のベジタリアンの人が聞いたら怒るかと思いますが・・ でも,食べ物に気を使い始めましたということで,勘弁してください.

なので,体調の方は快調です.

NPO 日本ベジタリアン協会ホームページ:http://www.jpvs.org/

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この頃,連携の会議がとても多いです.ソーシャルワーカーの一つの役割・機能に「連携」があります.そういった意味で,病院間や診療所,福祉施設の連携のキーパーソンとして,ソーシャルワーカーの存在意義が増しています.

本日も連携会議です.

しかし,連携とは何か? ということを考えた時,事務的な連携会議に参加したときの不全観というか・・ 空虚感は何なんだろうと考える時があります.会議の帰りの電車で.

何故かというと,それはきっと,ソーシャルワーカーが長年やってきた連携とは少し質や内容が違うのだと思うんです.まだ,十分に言語化することが出来ないのですが・・

私は,「顔が見える関係」を重視する連携って,ちょっと苦手なんですよね.でも,事実,連携には,この「顔が見える関係」も一つの要素だし,場合によってはこれが中心の連携の会もあります.

連携会議には,参加もしますし,私がホストとなって呼びかけ開催することもあります.

だからこそ,連携とは何かについて,もっともっと考えていかないといけないのだと思います.

 とても分かりやすい本です.興味がある方はぜひ読んでみてください.全部を実践するのではなく,できることから生活を変えていくことが大切だと思います.今の生活や自分を見直すためにも有益な本です.

今後ともよろしくお願いいたします.桜の木にワンクリック.情熱ブログの順位が分かります ⇒ 人気ブログランキングへ

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