組織内の連携・協働 ~文句ばかり言っている人
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組織内の連携や協働について少しお話したいと思います.
この組織内の連携や協働については,医療機関では,もう10年くらいに検討されていた課題で,例えば,各専門職の各々の専門性を発揮して仕事をするべきですが,他の職種にまで口出しをしてきて,「ああだ,こうだ」といった時代です.それでいて,肝心の自分たちの専門性が不明確だった時代です.
現在の連携は,もう皆さんお分かりの通り,各専門職の専門領域は「侵さない」というか,分からないのだから口出しません.が,その専門職が,どのような専門性を持っているのか,知識や技術を持ち合わせているのかを理解して対話しています.そして,各専門職が専門性を最大限に引き出し,お互いに不足する側面を補填し合い,問題に取り組みます.
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しかし,まだまだ,このように行かないのが現状のようです.医師にしても,看護師にしても,レベルの高い人は,自分の力量を十分理解していますし,他専門職もよく理解しているため,適材適所,必要に応じて困ったことを上手に他職種に相談できますし,任せることが出来ます.
一方,未だに,他職種への理解が進まず,自分で抱えてしまっている人.若しくは,他職種に常に文句を言っている人がいます.
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これは,どんな大きな病院でもあることです.優秀な医師がいても,優秀なソーシャルワーカーがいても,優秀な専門職がいても,そういう人は,どこでもずーーっと,一人で文句をいっています.周りも同じような環境だと,もうこの病院は終わり… ネガティブな病院・組織へとなってしまいます.
では,なぜ,文句を言う人いつまでも文句を言い続けているのか… それは教育の問題だと思います.先輩からそのような現場教育を受けてきた人は,直ぐ口から文句しか出ません.あともうひとつ,その仕事についてから新たな学習をしていない人です.つまり,生涯教育や現場研修などに参加していない人,専門誌を読んだりしない人です.
でも,こういう人は,一時的には皆付いていきますが,しっかりした組織を持つ機関では,淘汰されていってしまいます.
が,医療機関が,しっかりした組織化というと,これもまた怪しい.とても大きな病院でも,組織がガタガタの病院はたくさんあります.
だから,こういう雰囲気になってしまうと,その病院は,またスタッフが一新するまで低空飛行になります.
その前に,このように文句ばかり言っている職員が文句を言い出すような運営や経営,組織体系が問題なのですが・・
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最後に,このような人は,主語で「組織が・・」とか,「○○部門・部としては・・」とか,あたかもメゾシステムで議論している錯覚になってしまいますが,肝心の内容はミクロシステムでいってしまっているので,システム的に捉えるソーシャルワーカーからは直ぐ,欠陥が見えてしまって,一気に冷めちゃうんですよね.
ミクロシステムでいくから,感情的なんですよね.情緒的なんですよね.この情動に組織や経営者が引き込まれたら最後です.
そんな時,我々ソーシャルワーカーは一気に心を閉ざします(笑). そして,どこか他の病院に移ろうかなぁ~と情報収集や就職活動を始めます.
勿論,転職する人の殆どが上述の理由ではありませんが. 転職の時期ですね.
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