いい本に出逢うということ~今月の一冊

1 3 月, 2010 (08:08) | コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書, 東京保育専門学校, 東京学芸大学, 調査・研究, 講義・公演・講習

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私は,現在は,毎日かなりの本を読んでいます.本を読む習慣がついたのは,社会人になってからですね.だから,私は長い間・・ 結構損をしていたのかもしれません.いや,豊かな生活を送っていなかったと思います.

今は,『本を読まない人は損はしていません.が,本を読む人は人生が豊かになる』と思っています.

勿論,高校生の時も,中学生の時も,昭和初期の文学を読んだり,話題の本を読んだりはしていましたが… 何となく,読まされているというか… 興味を持つのですが,中々,その世界に陶酔することが出来なかったんですよね.

高校生くらいの時は,好きな作家がいたので,公園の芝生に寝っ転がって読んだり,海辺で寝っ転がって読んだり,カフェでノンビリ読んだりしていましたが… やはり何となく,その文学を知ろうというか,理解しようというよりは,ファッションで読んでいたような気がします.

人生の中で,一番本を読んでいたのが,大学院生の時期で,それ以降,本を読む習慣がつくようになりました.

探究心から本を開くことも多いですし,その文学の世界にどっぷりと浸かりたいと想い読むことも多いですし,成功者の人生やエピソードを知りたいと想い読むこともあります.

私にとって,本を開く一番の理由は,やはり「探究心」です.また,現実からちょっと逃避したい時に,文学に走ったりもします.また,生きる元気をもらう為に成功者や実力者の自伝や語録などを開くこともあります.

どちらにしても,本を読むことで,私の人生は,確実に豊かになっているということです.

私は,よく学生さんに「本を読みな」って言います.よく考えると,うちの父親から小さい頃言われていたことなんですよね.でも,必要性を感じないと人は行動に起こせないものです.

でも,必要に迫られた時は,既に遅く,その時から今までの時間をかき集めるようにそれに没頭していきます.私は,今,かき集めるように本を読んでいるのは,こういうことなのかもしれませんね.

ということで,学生の皆さん,「本は読みな」.なかなか社会人になったら読めなくなるから… 図書館が自分の生活に密着している大学という環境は本当に幸せなのだと・・ 社会人になってから感じます.

そして,学生の時に読んだ本って,何となく自分の人生の目印だったり,自分を支えるものだったりします.

「いい本に出逢うこと」って,学生の時に,「いい友達と出逢うこと」や「素敵な彼氏や彼女と出逢うこと」と同じだと思います.

◇◆2月の参考・推薦図書のまとめをしたいと思います.*感想・問い合わせ,注文が多かった本!◇◆

方法としての面接―臨床家のために (2/2紹介)

エコロジカルソーシャルワーク―カレル・ジャーメイン名論文集 (2/5,2/8紹介)

大学生と大学院生のためのレポート・論文の書き方 (2/11紹介)

実証研究の手引き―調査と実験の進め方・まとめ方 (2/17紹介)

死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫) (2/26紹介)

働く幸せ~仕事でいちばん大切なこと~ (2/27紹介)

◆◇番外◆◇

「ゆらぐ」ことのできる力―ゆらぎと社会福祉実践 2月紹介の本ではありませんが・・

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