露木式相談援助演習~ライブ感が命です.

27 10 月, 2009 (08:14) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書, 東京学芸大学

人気ブログランキングへ  いつも,クリックありがとうございます.皆様のワンクリックがランキングに反映されています.

本日,5時起床. 秋晴れ.快晴です.東京.昨日は,一日,ザーザー降りでした.大移動のお昼前後は,雨脚も強かったです.おかげで,ビッショリ.

大学の構内も,空調は学生さんの気まぐれなので,湿度たっぷりでした.あれだけ授業で,環境はヒトに影響を与えていると,言っているのに・・・.ソーシャルワークの基本は,環境調整です.なんて.

でも,学生の皆様,暑い時,寒い時は,表現してくださいね.キャッチして,空調管理しますから.余り暑すぎたりすると,眠いでしょ.寒いと,風邪引いちゃいますし.寒さ,暑さをアピールしてくださいね.

◆◆◆

さて,昨日は,午後から大学の授業だったのですが,昨日から本格的な授業となりました.3年生を対象とした「援助技術演習」では,後期約3ヶ月全部を使って,事例に基づき,時間軸も本当のケースさながらに演習を行っていきます.

昨日は,先週提示した①84歳(女性),②一人暮らし,③大腿骨頚部骨折,④回復期リハビリテーション病棟,⑤認知症,⑥介護保険をキーワードに,各班ごとに知識的な理解をしてきてもらいました.それを基に,発表をしてもらいました.ソーシャルワーカーは,支援をする前に,上述の意味や内容の理解が出来ていない場合,支援を開始することが出来ません.そのために,まず,学生さんには,上述について調べてきてもらいました.

事例の設定は,

10/17(土) 自宅にて転倒.右大腿骨頚部骨折

10/19(月) 人工骨頭置換術施行

11/ 2(月) 回復期リハビリテーション病棟転棟予定 

これから先は,学生さんがソーシャルワーカー役で,私が,患者さん,家族,医師,看護師,リハビリスタッフ,介護士などなどの役割を演じます.その中で,必要な技術や知識を伝授していく授業です.超ライブ感ありますよ.

◆◆◆

で,2年生を対象とした「援助技術論」では,個別援助(個人及び家族への支援)の理論と技術という詳細の内容に入ってきました.前期は,社会福祉援助技術の体系や歴史的展開,ソーシャルワーク研究者について講義をしてきました.その集大成として,夏休みに,学生さんには,「COS及びセツルメント運動以降,形成さていったソーシャルワークの理論及びアプローチ,学派などの歴史について」と題して,論文(レポート)を作成してもらいました.

とてもボリュームがある論文(レポート)だったので,大変だったかと思います.削らなければいけない部分をたくさんあったでしょう.それでも,皆さんとてもよく整理されています.簡潔に5ページ~10ページ程度にまとめられているレポートから,論文レベルの70ページの大作まで様々でした.

論文(レポート)の内容は,量だけで審査するわけではありませんので,質もとても重要です.ただし,昨晩から少しずつ読み始めていますが,どの論文(レポート)もとてもよく整理できている印象があります.

もし,評価などで心配している学生さんがいらっしゃいましたら・・ご心配なく.大丈夫ですよ.

でも,この作業があったから,後期の難しい理論や技術といった内容もスムースに頭に入っていきます.事実,昨日の授業のフィードバックシートを見てみても,「夏休みにやった苦労がこれに繋がっているのか・・」って気がつれている方もいらっしゃいますし.

ま.後期も,楽しく授業しましょうね.

本日は,大学の授業の話ばかりでした.学芸大の学生さん以外の方すみませんでした.でも,これが私の日常なんです.

◆◆◆

さて,本日は一日病院勤務です.忘れていましたが,手帳を見てびっくり,今日,部署内の勉強会でした.いつも週末の金曜日辺りにやっているのですが,この頃,私の都合で,週末忙しいことが多かったり,やりたいこと,やらなければいけないことがありましたて・・っていうことで,今日になったんですが,忘れていました.

つまり,今日も,スーパーバイザーなので,講師業みたいなものです.

でも,部署内勉強会も,後輩ワーカーが準備する資料やプロセスレコードは,とても優秀なもので,毎回,お互いに重要な気づきがあります.お世辞じゃなくて,後輩ワーカーのプロセスレコードは,どこに持って行っても恥ずかしくありません.これも,継続のおかげです.続けることって本当に重要だと思います.

ということで,本日も,一日にフル回転で頑張ります.

 *お薦め本です.一読の価値あり!です.

情熱ブログの順位は?←このブログのランキングもわかります.今後ともよろしくお願いいたします. 人気ブログランキングへ

*ブログに関するご質問・感想はこちら blog@tsuyukis-support.sakura.ne.jp