当院の対応~新型インフルエンザ

22 5 月, 2009 (08:24) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書

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本日5時起床.昨日は,午前専門学校の講義.午後から病院勤務でした.本日は,午前病院勤務.13時から院内の会議.15時から聖マリアンナ医科大学病院で会議.夜19時から懇親会があります.と,今日も一日,バタバタと移動となります.

さて,本日の話題は,新型インフルエンザです.色々な情報が飛び交い,錯綜していますが,正しい知識を持って対応する必要があると思います.今日は少し整理してみたいと思います.

現段階では,人から人へと感染はしているものの,弱毒性の為,重篤化・重症化する事は少なく,早期発見をして,タミフルやリレンザなどを投与し早期治療をすれば,治癒します.ここでわかることは,まず,①感染しないこと,感染を拡大させないこと.次に,②「疑わしいとき」は,早期に検査を受け発見してもらうこと.そして,③適切な治療を受けることです.

東京や福岡,名古屋等々の都市部では,国内感染例の発見はありませんが,これだけ人々が流動している日本国内で,近畿地方のみということは,考えられないと思います.これは不安をあおっているのではなく,身近に感染している人や,もしかしたら自身がもう既に感染しているかもしれません.先ほどもお話しましたが,適切に対処すれば大丈夫です.

国は,病原性は,季節性インフルエンザとかわりないということをしきりに言っています.但しこれは未知のウイルスなので,同じという表現が正しいか疑問です.が,現時点での対処方法としては,季節性インフルエンザと同様でいいと思います.単純に,「手洗いうがい」,「アルコール消毒」,「マスクの着用」で,十分だと思います. 

当院も,前回の国内感染例に引き続き,第二段階目の新型インフルエンザ対策が始まりました.詳細は,面会時間の制限(15時~17時)や,職員のサージカルマスクの着用義務です.手洗いうがい・アルコール消毒は,前回の国内感染例の際に義務化されていました.

この対策は,季節性インフルエンザが蔓延したときと同様の対策なので,別段大げさな措置ではありません.当面は,このような対応で様子を見ていくこととなりました.*季節性インフルエンザの対策としては,病院職員は,事前に予防接種をしています.ただし,現在の新型インフルエンザについては,まだ,ワクチンができていません.ので,予防接種という方法・措置は現時点では取れません.

福祉施設・福祉関連施設などでも,近年,徐々に感染症対策が行われるようになりましたが,一部のサービスでは,最低限の対策も取られていない事業所や施設もあります.重要なことは,過度な対策ではなく,できることをしっかりやること.そして,職員間で情報や認識を一致させていることです.もし,まだ,新型インフルエンザの話題が,朝礼や申し送り,会議等で挙がっていない施設や事業所は,話題として確認しておくといいと思います.

今できることは,①手洗い,②うがい,③アルコール消毒.この三点は今日からでもできることだと思います.実行してみてはいかがでしょうか?リスクマネジメントも,ソーシャルワーカーにとってとても重要な視点です.

本日だけではありませんが,私は,移動や一週間にたくさんの人々とお逢いしていますので,移動の際は,マスクの着用をしています.あと,東京の電車は独特に「臭い」があるので・・それの防止と,乾燥している車内で喉をケアする意味もあります.

  左:『アントキノイノチ』 さだまさし著 今日の話題とは関係ありませんが,昨日立ち読みをして発見して,一気に読んでしまいました.お薦めです.映画化される予感を感じる作品です. 右:『美しい朝』 唄さだまさし

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