自己分析 ~本を読むことからはじめる自己覚知(理解)

9 5 月, 2009 (08:16) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書, 東京保育専門学校, 東京学芸大学

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本日5時起床.昨日とは一変,清々しい朝です.気持ちのいい朝ですね.気分的にも元気になれますね.

昨日は,一日病院勤務.朝7時半出勤で,夜も19時過ぎまで・・面接や会議の連続.結局,病院に12時間くらいいるんですよね.連休のシワ寄せが,ここ数日に集中しています.勿論本日も一日病院勤務です.朝9時半から入院相談が入っています.

この頃,仕事終わりで,自宅の最寄り駅に着くのは,20時~21時位です.その後,本屋に立ち寄ることが多いです.その後,カフェで原稿書きや資料整理をして帰宅します.自宅に帰って,資料整理やメイルチェックなどの雑務をやっていると,あっという間に時間が過ぎてしまいます.

昨日も,本屋さんで立ち読みをしました.本は立ち読みも結構します.2時間立ち読みすると,30冊~50冊以上斜め読みします.なので,大抵の新刊本は,一通り目を通しています.なので,このブログでも,毎日のように本を紹介することができます.勿論,購入してじっくり読む本もたくさんありますが・・

このブログで紹介する本も,結構,興味を持ってくれる方も多く,反響もあります.本の価値は,読み続け,それによって人生や物事が変化した人しか気がつきにくいものですが,私自身は,本から受ける影響はとても大きいです.

ソーシャルワーカーや福祉援助者は,たくさんの人々と出会います.出会う人それぞれに,独自の価値観や,人間観,福祉(幸福)観を持っています.我々ソーシャルワーカーや援助者が,まず最初にトレーニングすることに,自己覚知というトレーニングがあります.それは,自分自身をよく知り,理解することです.つまり,援助者である私は,物事をどのように捉える傾向にあるのか,その傾向がどのような思考や行動を起こすのかを理解する必要があります.なぜかというと,ソーシャルワークの道具は,援助者自身だからです.社会福祉士に合格しても,臨床に出ても,ベテランになっても・・常に意識して,自己覚知を続けていきます.

このトレーニングに役に立つものとして,本があります.本を通して,たくさんの人々の価値観や考えを習得することで,自分の頭や身体では,想像がつかないような「もの」や「こと」に気がつきます.是非,皆さんも,本を読むことで,感性を育て,育んでほしいと思います.このブログでも,たくさんの手記やノンフィクションを紹介しています.また,「思い」を理論的に整理するような本も紹介しています.是非,紹介の書籍を手にとってみてください.

自己覚知(理解)については,学芸大3年生を対象とした「援助技術演習」で取り扱っています.グループワークやロールプレイなどを駆使して,「自分とは何か」「援助者になる自分とは,そんな存在なのか」について,検討しています.

 『自己分析ワークシート』 この本は,8つの観点から,自分を理解,分析します.8つとは,「自分史」「セルフ・イメージ」「日常・経験」「好み」「親密度」「関心」「意思表示」「感性・感覚」です.多面的に自己を理解していきます.

 『自己分析ノート』 こちらの本は,参加型のマイノートです.この本では,「自己分析」を「自分を巡る旅」ととらえます.身体も含めた自分自身に関心を持ち,心の地図を開き「私とは何か」というテーマの旅をしていきます.

以上2冊ともお薦め図書です.援助者で行き詰っている新人ワーカーや新入職員に方,もちろんベテランの援助者の方,学生さんにもお薦めです.少し立ち止まって自分を見つめてみてもいいのではないでしょうか.

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