就職は,早く決まることに価値はない.
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本日,6時起床.昨晩は,今年ラストの夜間生への講義でした.本日は,午前専門学校の講義.午後病院勤務となります.専門学校の講義は来週までです.午後から病院に移動し,本日は採用試験を行います.採用試験の内容としては,筆記試験+面接試験です.今回は応募期間が短かったこともあり,大人数ではなく,少人数の方が受験されます.しかし,いくら少ないといえ,採用数も1名なので,必然的に倍率は高いです.
採用試験は,その人個人の能力だけでなく,当院の「やり方」や雰囲気に馴染めるか,今後成長する可能性をどれだけ秘めているかなども重要なチェックポイントです.あと,ソーシャルワークの知識・技術については,最低限度のことはクリアーしておいてほしいですが(これは入職後いくらでもトレーニングできます)が,福祉倫理については,現時点で身についておいてほしいものです.この福祉倫理については,採用に大きく影響します.
学生の皆さんは,就職活動に際して,様々な努力,苦労,不安,苦悩・・されていることと思います.もう3年生の就職活動も始まっており,各企業では,セミナーなどを積極的に行っています.一方,4年生でもまだ就職が決まっていない方も多くいるかと思います.報道では,一般・大手企業の内定取り消しなどが話題となっています.このような話を聞くと,何を信じて,行けばいいのか不安になりますよね.自分の目で,この社会や世界の動向を分析するしかないと思います.
さて,福祉の就職を見てみると,福祉関連企業(大手株式会社等)については,一般企業とあまり就職活動の方法は変わりませんが,福祉施設や病院,社会福祉協議会などなどは,この時期まだたくさん求人があります.逆に,3年生の終わりや4年生の初め(春~夏)に求人がでることは稀です.つまり,福祉の現場では,年間計画で採用をしているのではなく,欠員に伴う求職をおこなうため,場合によっては,年明けの1月なんかに求人が一斉に出たりします.4年生でまだ決まってない方は,不安だと思いますが,自分がやりいことを明確に,最後まで諦めないで頑張ってほしいと思います.
こういったところは,福祉業界(特に現場)の脆弱なところです.年間計画や3年計画などを作成し,計画的に人員を増員・確保することをしていません.ヒューマンサービスといいながら,人を余らせて経営していくことができない状況にあります.
就職は,早く決まることに価値はありません.自分がどれだけ納得して,その会社に入るかが重要だと思います.そして,現代は,公務員でない限り,終身でその会社に勤める人も少なくなってきました.ただし,その会社が,自分自身にとって,成長できる場所なのか,次の自分の人生やステップアップに適切な場所なのかを見極めることが重要だと思います.つまり,常に3年後,5年後の自分をイメージして,その自分を実現するために現在の環境が適切なのか,今は嫌でもここに止まらないといけないのか,充分この環境でその自分を実現することができるのか,を見極めることが重要です.私も,常に逆算して,今居る場所をチェックしています.
頑張れ受験生.頑張れ就活生.ファイト!
国家試験まで,あと 45 日.がんばれ受験生!受験生を応援します.
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