ソーシャルワーカーってどんな人?

3 12 月, 2008 (08:19) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 後継者育成事業, 東京学芸大学

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本日,5時起床.寒い(これ毎日言ってますね).本日は,病院勤務.夕方から聖マリで会議,夜専門学校の講義です.移動の一日になります.


この頃,ふと思ったこと.『ソーシャルワーカー』って,名乗って仕事をしている人,近頃本当に多くなりました.それが意味することは・・・社会福祉士という国家資格を持っている人なのか.長年,相談業務に携わってきた人なのか.


前者を考えてみると,名ばかりで,その役割を果たしていない人々も多い,と聴きます.学生さんが実習から帰ってきたときによく聴く言葉です.「資格を持っていても,それが生かされない職場だよ」とか,「資格を持っていても,それが発揮できない職場だよ」とか・・.私自身,こういうことを口にする社会福祉士・・信じられません.そういった人には,自分自身が資格を生かし,どうしたいと思っているのか・・そのための努力は何かしているのかを聴きたいものです.勿論,制度や組織の制約によって,十分に発揮できない場面も多いかと思います.が,これは,医療ソーシャルワーカーも同様です.しかし,私が学生さんにも,新卒のSWにも,新人のSwにもいっていることは,「意識化」することが重要だ!ということです.常に意識して,全ての行動や行為を考えてみることが重要だと話しています.


次に後者を考えてみると,相談業務に長く携わっているので,新人のソーシャルワーカーより何倍も要領もよくこなすだろう.しかし,そこにソーシャルワーク教育・精神があるかが重要だと思います.つまり,我流じゃないか・・ソーシャルワークの専門知識,専門技術,倫理に基づき支援を行っているかということです.ソーシャルワークの業務は,それが名称独占(社会福祉士と名乗ること)であることが証明するように,中身はどうであれ,「行為」としては誰でも(大げさな言い方であるが)できます.しかし,その行為に倫理や専門的知識や技術が注入されているかが重要である.ここで重要なのは,やはり,その行為に対して,福祉的倫理観があるかということだと思う.具体的には,倫理綱領に基づいて支援が行われているかということである.


私自身の考え方であるが,臨床に出るのであれば,基本的に社会福祉士をもっていることが必須だと思います.そのため,当院では,基本的に社会福祉士を取得していない場合は,ソーシャルワーカー助手として業務にあたってもらっています.ケースに関しても,あくまでもサブとして介入してもらいます.また,他の医療機関や関係施設・センター,公的機関などなど,私は,社会福祉士の有無で,収集する情報も,話す内容も変えています.それは,差別をしているのではなくて・・逆に,私は,資格を持つ同業者には,とても厳しいです.十分に聞き取りやアセスメントができていなければ,納得しません.しかし,お互い十分なアセスメントやプランニングができていると,本当にこの仕事をしていてよかったと思います.*勿論,新卒や新人のSWには支持的ですよ.わからないことがたくさんあるのだから,「わからない」って言ってくれればいいのですから・・・それを,わかってもいないのに適当に返事したり,利用者や家族の責任にしたりすると・・プチ!ムッ!っとしますが・・


今日の内容は,とても難しいですね.もう少し議論が必要ですが,時間の制約上この辺りで終わりにしたいと思います.


風邪が流行っていますので,皆様カラダ大切にしてください.手洗い・うがいが基本です.移動中,予防のためにマスクをするのもお薦めします(私は,移動中マスクしています).


ここからはお知らせです.当センターで,社会福祉士合格勉強法を企画しました.試験前約2ヶ月を切った今こそ,この時間こそとても大切.この2ヶ月を制したものが,合格します.際しまして,当センターで,正しい勉強法や効率的な勉強法について,講習会をします.


興味がある方はこちらをご覧ください>>社会福祉士合格勉強法


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