論文が発表されました~『医療と福祉』NO.89 Vol.44(2)

11 4 月, 2011 (08:25) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 後継者育成事業, 推薦図書, 東京保育専門学校, 東京学芸大学, 調査・研究, 講義・公演・講習

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今朝は,電車混んでましたね~

いよいよ新学期がはじまり,学生さんの通学も始まりました.

新入職の方も,研修を終え,それぞれの配属先に本日から勤務と言う方も多いのではないでしょうか.

私も,今日から今年度の大学・専門学校の講義が始まります.本日は,東京学芸大学での講義です.今年度から社会福祉士国家試験の必須科目であります「医療福祉論(保健医療サービス論)」も担当します.事例や,実際のケースと医療制度,医療ソーシャルワーカーの役割・機能を具体的に学習したいと思います.

なので,本日は,午前病院勤務で,午後から大学の講義です.お昼の移動がうまくいけばいいのですが・・・ ちょっと心配です.あ,そういえば,学芸大学の正門って桜の木がとってもきれいなんですね.いつも,この時期は,葉桜になってしまっているのですが,今日は,絶対にきれいだと思います.ちょっと楽しみです.

◆◆◆

さて,本日は,報告をしたいと思います.

実は,昨年9月に投稿していた私の論文がやっと発表されました.3月15日付けの論文ですが,地震の影響で,私の手元に届いたのが,先週末でした.

今日は,この論文のお話しをちょっとしたいと思います.

今回掲載された雑誌は,『医療と福祉』という医療ソーシャルワーカーの職能団体である日本医療社会事業協会(4月から日本医療社会福祉協会へ変更)が発刊するものです.査読ありの雑誌です.査読とは,論文の審査がある雑誌と言うことです.

〔論文の概要〕

論文名:回復期リハビリテーション病棟の患者及び家族のニーズ構造の精査―多面的理解と側面間の交互作用性(transaction)を中心としたソーシャルワーク支援―

掲載雑誌:『医療と福祉』NO.89 Vol.44(2) pp23-pp32. 日本医療社会事業協会発行

著者:露木信介(つゆきしんすけ) Tsuyuki shinsuke

ちょっと論文の概要(アブストラクト)を・・・

〔論文の詳細・内容〕

本論は,「回復期リハビリテーション病棟の患者及び家族のニーズ構造の精査~多側面理解と側面間の交互作用性(transaction)を中心としたソーシャルワーク支援~」と題しまして,ソーシャルワーク・アセスメント(既存文書:ケース記録)を基に,回復期リハビリテーション時期の患者及び家族のニーズ構造を分析し,この時多側面ニーズが交互に作用していることを明確にすることで,回復リハビリテーション期における的確なソーシャルワーク支援について検討することを目的としました.

その結果,交互作用性(transaction)を中心としたソーシャルワーク支援とは,多側面(六側面)を集合体即ちシステムとして捉え,二者関係を中心とした相互作用を理解した上で,二者関係の線関係のみ着目するだけでなく,多側面(六側面)すべてを統合し,立体的に理解する必要があることを導き出しました.ただし,ここで重要なことは,まず,患者・家族のニーズは多側面で構成されるが,各側面一つひとつを分節化し,丁寧に評価する『質に関するアセスメント』が重要であり,この作業を行った上で,各側面間の相互作用性を整理し,次に各側面間の相互作用には,他の側面の要素を含む累積的相互作用があることを理解することが重要であることも示しました.更に,各側面間の相互作用・累積的相互作用を整理した上で多側面(六側面)を統合化し,それを全体として捉えることが重要であると結論付けました.

以上のことから,本研究では,回復期リハビリテーション時期の患者・家族の取り組みやニーズが多側面で構成されていることや,その側面が交互に作用しあっていることを明確にすることで,多側面理解の重要性と側面間の交互作用性(transaction)に留意したソーシャルワーク支援を具体的に示した意味においては,有益な知見を提供したと考えています.  

と,ざっとですが,要約してみました.なんか,大学院の時の口頭試問(口述試験)の時を思い出しました.

もし,お時間があれば,論文を手にとって一読してみてください.

これ私の考えなんですが・・・ 臨床をしながらも「年に一本の論文」を目標に,細々とですが研究活動をおこなっています.ソーシャルワーク(社会福祉学)って,臨床社会福祉学なので,「臨床現場」と「研究」そして,「教育」が一体となって,「現象」を議論していくことが重要だと思っているんです.

そして,この「現象」を導き出すために,重要なことは,議論やそのプロセスだと思っているんですね.一つひとつ丁寧にその現象や事象を見ていく中で,見えてくるものありますし,一般化・普遍化する過程で零れ落ちてくるかもしれません.それが社会福祉学の問題であり,ニーズなんだと思うんですね.

私は,幸いに,臨床現場がありますので,日々,利用者やその家族の生活課題や問題,社会問題や社会福祉問題に直面しています.そして,この問題も,ケースや時,場所,が変われば全然違うものであったり,また同じものであったりもします.また,この問題は,ドンドン変化し続けていますし,問題と問題とが複雑に絡み合っていきます.そのように,変化し,動的な事象や問題を常に監視し続けることが重要だし,それを論文やレポートにまとめて,可視化していくことも非常に重要だと思っています.

臨床や現場で起きている「生」の事象を体系化,理論化して,よりよい支援やソーシャルワークの体系化に寄与できればと考えております.

あ,ちょっと,いつものマッタリ,ノンビリブログと様子が違いますが・・・ 書いている人は同じですからね.

ということで,色んな角度から社会福祉やソーシャルワークに,真面目なんです.私.

 『新版 大学生のためのレポート・論文術』 学生の皆さんは,まずレポートが上手に書けること重要ですね.日頃の授業で課題として出されるレポートも,最終的に卒業論文に関連付けることができるので,日々のレポート作成からキチンとやっておくと,卒論作成時に楽ですよ.こちらの本お薦めです.

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『「ありがとう」プロジェクト』

一日,

10人に「ありがとう」という感謝の言葉を言うこと.

5人から「ありがとう」と感謝の言葉を言ってもらうこと.

重要なのは,感謝し,感謝されることで,人は役割や生きがいを見つけられるものです.

皆さんも今日から是非,セルフチェック.

10人に「ありがとう」.5人から「ありがとう」.はじめてみませんか?

最初は,5人に「ありがとう」.3人から「ありがとう」でもいいですよ.

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