開花を促すポカポカの日差し

12 11 月, 2010 (08:26) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 後継者育成事業

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昨日は,午前講義.午後は病院勤務でした.


午前中の講義は,保育の専門学校での「社会福祉援助技術論」でした.


この援助技術論では,授業の冒頭30分の時間を使って,学生さんにグループ発表をしてもらっています.


グループ発表の内容は,社会福祉・福祉に関する内容であれば,なんでも善しとしています.


狙いはと言うと,私や教員が予め準備して,それを頭ごなしに教えるのではなく,学生さんたちが,自らの興味を,自ら調べ,自ら考えてもらう,きっかけになればと思って,毎年やっています.


テーマも,児童虐待や,子育て支援,待機児童,児童福祉施設,ユニバーサルデザイン,バリアフリー,ボランティア,国際福祉・・・・・・ と多義にわたっています.


そして,学生さんたちが調べてくる内容が,実に充実しています.発表内容も素晴らしいですが,発表方法も,模造紙を使用したり,レジュメを予め作成してきたり,パワーポイントを駆使したり・・・ プレゼンテーションも素晴らしいですよ.



この頃の若い子たちは,考えることをやめてしまい,その場の直感や,感覚を大切にする若者がとても多いです.


ま,いつの時代も,「若い」ってそれだけで才能で,その時の感覚的,直感は凄いパワーなんですね.


ただ,やっぱり,直感を信じるのは大切ですが,そのための準備と言うか,苦労と言うか・・ そういったものなくして,選択することは大抵中身がないものであり,それなりの結果しか生みません.


でも,動くって言うことに意味があり,私たち教員や大人は,元々若者が持っている直感を,磨いてあげることが大切だと思うんですよね.


ドンドン磨いてあげて,そして,その感覚を大切に育んでもらい,いざと言うときはそれを一気に発揮できる準備を手伝ってあげることだと思っています.


そういった意味では,直感的「勘(カン)」を尊重しつつも,そこに提案や,質問を与えることで,若者はドンドン想像し,思考し,新しいものをドンドン生み出していくのです.


このスピードは,「今の若者は・・」なんていっているおじさんたちの,何千倍もの早さですよ.私も含め~(苦笑)


そういった『開花の手助けをする暖かい日差し』でありたいと思うんですね.私.そう,『開花を促すポカポカな日差し』でありたいんです.



ちょっと話が逸れましたが,この発表いつも楽しみにしてるんです.他の大学の演習授業でも,私の教室は,学生自ら考え,それも学生自らの力で解決することを尊重しています.そのために,私は,その時々に必要な視点や考え方を伝授しています.


そして,学生の時,自分で調べたり,自分で考えたことって,いつになっても忘れないんですよね.『身』となるんです.私自身そうでしたもの.


教員や人から言われてやったことや,暗記したことって,殆ど覚えていないんですよね.そういった意味では,学生が自ら学びたいと思う気持ちを引き出すことが重要だと思っています.


日本の場合,学力が低下したといえども,高校までの教育でかなりの基礎学力を身についていますので,大学や専門学校などの高等教育では,暗記をさせるんではなくて,自ら学ぶ力を引き出すことや,考えるためのきっかけやテーマや,そのために必要な理論や考え方を教えることが重要だと思っています.



昨日の講義は,その学生さんのグループ発表の後,ビデオを視聴しました.このビデオを見て,前回・前々回と整理した援助技術の原理・原則に当てはめて,保育士の専門性を整理してもらいました.


専門性とは,その職にしか出来ない独自の視点,独自のかかわりです.もっと簡単に言うと,「さすが」といわれる独自性と個性です.専門職は,この独自性と個性を武器としていますので,それを良く理解しておく必要があります.


また,特に,近年の支援モデルは,「チームケア」を重視し,連携や協働が叫ばれています.そういった意味では,そのチームの中で,各専門職が独自の視点を明確にしていくことが重要です.


現代のチームケアでは,実は,行為に関しては,誰がやってもいいことになっています(独占している業務以外は).そういった意味では,誰がやってもいいけれど,ある専門家がやったほうが,よりよいというものがある場合は,その専門家が行っていくわけですが,その限定をいかに保っていくかも専門職の重要な課題になっています.


昔は,各専門職は,自分のテリトリーを侵されることを嫌い,独占的にやってきましたが,現代のチームケアでは,上述の通り,行為自体は,誰がやってもいいことになっていますので,専門職と名乗る以上,その専門職が自らの専門に関する独自性や個性を良く理解しておくことが重要です.


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昨日の午後からのお話もしようかと思っていたのですが,午前中の回想だけで結構な分量になってしまったので,やめておきますね.



本日は,午前中は朝からお昼過ぎまで面接が1時間間隔で埋まっており,13時からソーシャルワーカーがホストの会議,その後院外の会議,その後(夜間)知的障害者作業所の職員研修(勉強会)となっており,今日もスーツ姿.今日も移動移動・・の一日です.


色々なところに出没しますが,それぞれの部面で,私の役割や機能を適切に発揮したいと思います.




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