学芸大-援助技術の昨日の話の続き.

15 7 月, 2008 (08:07) | コラム(ライフスタイル), 後継者育成事業, 東京学芸大学

おはようございます.昨日はすみませんでした.ブログが中途半端で.さて,皆さんのフィードバックシートですが,多くの学生さんが,半期の総括をしていたように思えます.歴史的な部分に時間をたくさん割きましたが,実は,単に歴史をやっていただけではなく,理論やアプローチなどについても整理・講義し,更に,皆さんの脳裏に一番残っているだろう『個人』と『環境』と,『相互作用性』や『包括的・総合的視点』といった用語についても,時間をかけて整理してきました.理論やアプローチ,1年生のときに学習しただろう内容についても,実際の事例や場面と照らし合わせて説明し,また時代や社会の影響を受けて変遷してきたことを整理しました.このあたりは,今回のレポート課題になっているので,復習の意味でしっかりまとめておくといいかと思います.そして,これは絶対後々役に立ちます.


そのほかに,夏休みの過ごし方,意気込みを書いてくれた学生さんもいました.素敵な,充実した夏休みにしてほしいと思います.ボランティアなどに単発でもいいので,参加してみてもいいのではないでしょうか?あと,旅に行ってください.あと,本をたくさん読んでください.時間をじっくりかけて,物事に没頭,集中できること…って,実はとても幸せなことなんですよ.大抵,様々な環境要因によってそれが阻害されてしまいます.夏休みは,そのために時間がたくさんあります. 私の授業風に言うと,集中が長続きしないのは,個人の「脆弱性」つまり,怠けではなくて,家族や,友達や,天候などなどなどの環境によるものですので,自分を戒める前に,環境を整えてあげることが,夏休みを有効に活用する方法といえますね.


あと,これは大切なことなので,コメントさせてください.「本当に社会福祉士を受験するか」「実習に来年いくか」ですが,後者に関しては,社会福祉士を受ける人は絶対にやらなくてはならないことなので・・・ で,前者ですが,僕個人の意見としては,折角,半年がんばったんだから,受けるしかない!と思います.もう航海は始まっているのですよ,といいたいです.でも,その航海は穏やかのものではないので,ココロの準備は必要だと思います.もし,その決心がつかないのであれば,やはり,単なる重荷になってしまうかと思います.ただひとついえることは,『楽な,楽しい仕事はないということです!!』 厳しい一言だと思いますが,私だって,業務的には円滑に,問題なくいっていますが,そこにはたくさんの悩み(苦悩)や苦労があります.社会福祉士の仕事が楽か,大変かという価値判断は,あまり意味がないと思います.なぜなら,そのほかの仕事も同様だからです.楽か,大変か.儲かる,そうでなかという価値判断ではなく,「一生やれる魅力のある仕事か」「自分が納得して苦労できる仕事か」というとことが大切だと思います.就活の企業選びも同様です.保障して,一生安泰な会社なんてないと思った方がいいと思います.大切なのは,その会社で「納得して,苦労が出来るか」ではないでしょうか?嫌な人は,会社を起業するしかない!それは半端ない能力が要りますが… でも,未来ある皆さんなので,柔軟に考えていってほしいと思います.真剣で,頑張ってる人,私は個人的に好きです.応援します!


本日のところは,このあたりにしておきましょう.色々考えることが多いかと思いますが,じっくり考え,悩む事も大切ですが,それを,「どうにかなるさ」と楽観的に考えることも大切です.つまり,このバランスと,切り替えの早さがコツです.私自身は,まじめですが,かなり楽観的で,あとは切り替えがメチャクチャ早い!これが今の私を支えているものだと思います.


最後に,「先生のMSWにおける話や介入方法の話になったときは充実していて,個人的に好きな授業でした」とか,「前期で,この授業が1番楽しかったです,まだまだ勉強不足ではありますが,後期も頑張って,楽しんで授業に望みたいと思います」など,本当にうれしいコメント ありがとう.こちらこそ,後期も宜しくお願いします.


夏休み中の質問は,学芸のメイルにしましょう.t1699019@u-gakugei.ac.jp へお送りください.返信には数日有しますので,ご了承ください.


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