学芸大-演習 08/07/14

14 7 月, 2008 (20:18) | コラム(ライフスタイル), 東京学芸大学

学芸大-演習受講の皆様 前期ラストでした.お疲れ様です.ソーシャルワークとは何かが,わかってくればくるほど,理解しようとすればするほど…遠くに行ってしまうような,そんな状態なのではないでしょうか?皆さん,壁にぶち当たっているのだと思います.が,その壁は,時間と共にこえることができるので,安心してください.なにより,夏の実習で,大きく変わります.様々なものを多少批判的でもいいので,目を背けず,じっくり見てくることが大切です.私が実習生に毎回言っていることは,ただひとつ.「『観察・洞察』を何しろしなさい!」ただこれだけ.必死に観察すること,それを言語化(日誌にしっかり書くこと)することが大切です.面接に同席させた場合は,来談された方の背格好から,時計などのアクセサリーの有無やブランド,指輪は付けている指の位置,香りやにおい,身なりなどなど様々なものを面接終了後に質問します.最初の一言はなんだったか,最後の一言はなんだったか,表情はどう変化したかなどなど,観察することはたくさんあります.こういったことは,どんなに優れた先生や設備があっても,大学では,体験できないことですので,実習先で,それぞれ体験してきてほしいと思います.


本日の授業のフィードバックについて,皆さん本当に様々悩みながら,前に進んでいることがわかりました.自己覚知…簡単ではないですが,自分を見つめることは大変な作業ですが,とても大切なことです.それと,そこで,理解した,覚知した自分をあるがままに受け入れることが大切です.けっして,修正したり,更生したりすることはありません.そんな自分もあるがままに受け入れることが大切.そして,援助のときは,その自分(価値観)をただ意識化して支援を行えばいいだけです.


この辺りのことは,またの機会にこのブログででもご紹介します.ひとまず,素敵な夏休みをお過ごしください.