季節感とエコ

11 7 月, 2008 (08:09) | コラム(ライフスタイル)

洞爺湖のサミットも無事に終わりましたね.エコが最大のテーマだったように思います.そういえば,6日羽田空港から新宿まで車で移動中,東京タワーの真下を通りました.雲にかかった東京タワーはいつものキラキラで,真っ赤なそれとは違い驚きました.電気が消えてるというより,緑色の薄暗い明かりに照らされていました.実は,「エコ」ということで,グリーンに点灯していたようです.そして,次の7日は,数時間,東京タワーが消えたようです(ライトアップされなかった).


近頃の気象はやっぱり変ですよね.日本固有の「四季」がなくなってしまったかのようです.今の子どもたちに,「~は,春の食べ物」「~は,夏のもの」って教えられなくなってきてしまいました.地球も,人類(人間)も何か,生き急いでるのではないか? 滅び急いでるのではないか? そんな風に思ってしまいます.無駄なことをしっかりやること…それは無駄ではなく,人生にとってとても重要なこと… ではないだろうか.地球や環境が生き,滅び急いでいるのか… 人類(人間)が生き,滅び急いでいるのか… 負の相乗効果なのか… 事実いえることは,地球も人類も,この変化に対応できなくなってきている… ということです.星が生まれたから頃から流れてる氷の河は,その間には幾度か景色は変わり,人類の生き方をみつめてきましたが,私たち今ここに生きる人類は,太古から流れる河にどんな風に評価されているのでしょうか? そして,この河は今後も永遠に流れ続ける.その流れからすると,私たちが存在する一生なんて,本当に一瞬かもしれないけれど,実は,この一瞬は永遠をつなぐ大切な一瞬(とき)なんだと思います.そして,いま,本当に,この地球が永遠でいられるか?滅びていくか?を左右する大切な時期なんだと思います.


日々の暮らしをしていると,ついこういったこと忘れがちになります.でも,自然と触れ合うと,そのことを痛感します.例えば,この前,沖縄でもぐってきましたが,珊瑚は,本当にたくさん滅びていました.今,地球上の珊瑚の約1/3が絶滅するといわれているようです.そして,珊瑚の絶滅は,海中の魚たちだけの生命でなく,海と密接にかかわりのある人々の生活を崩壊させるといわれています.海岸や入江ににあがった真っ白な珊瑚…きれいですよね.でも,あれは,死んでしまった状態なのです.特に,竹富島・小浜島などに行くと,本当に多くの死んでしまった珊瑚が海岸に打ち上げられているのに気がつきます.


さて,梅雨もどうなったんですかね?梅雨明けは? なんて思っていると,デパートでは,夏物のセールが始まり,一部のハイファッションは,秋冬の立ち上がりで,マフラーや,コートが発表され,ガンガンの冷房がきいたデパートの中での試着が始まっています.食べ物の方でも,昨日,築地に秋刀魚が初入荷されました.サンマは,文字通り「秋」を代表する魚ですよね.今という季節を大切にしたいですよね.


私も,つい都会の生活に慣れてしまい,自然と触れることがすくなく,自分中心の生活になりがちですが,一日ひとつでも,『自己満足のエコ』やってみたいと思います.今日は,医療福祉相談室の室温をいつもより,1度高めに設定します.