頑張る汗と泪 ~教えるってこと
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皆さま,いつもいつも,メイルありがとうございます.そして,昨日「前期講義のオールアップ」のお話をしましたが,「お疲れ様メイル」もありがとうございます.
夏休みですが,この夏も,もっと,もっと頑張りたいと思います.やっぱり,ソーシャルワークが好きなんですよね.だから,やっぱり,ソーシャルワーカー(社会福祉士)になりたい人や学生さんを応援したいし,ソーシャルワーカーとして現場で頑張っている皆さんと問題を共有したり,語りたいし,ソーシャルワーカーとして駆け出しの新人ワーカーを支援したいし・・ とか,いっつも考えているんですよね.
私の職場は,ソーシャルワーカーとしての苦労はありますが,ソーシャルワークを満喫できる職場です.とはいっても,最初からそうだったわけではなく,私が,この4年じっくり時間をかけて作り上げてきたんですが・・・
スーパービジョン体制や研修体制,研究などの体制もあるので,非常にバランスのいい状態だと思います.その分大変なこともたくさんあるかと思いますが・・・ 大変なのは何処も一緒ですからね.
ソーシャルワーカーとしてのアイデンティティで悩んでいるソーシャルワーカーだったたくさん居るんですからね.そう考えると,当院のソーシャルワーカー(医療福祉相談)室は恵まれていると思います.
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昨日は,一日病院勤務だったのですが,勤務終了直前の申し送り後,「指導すること」について,後輩ワーカーとディスカッションをしました.というより,私からの講義だったのですが…
と,いうのも,この夏,二名の実習生が当院で実習をします.その実習担当者は,後輩ワーカー二人なんですね.そこで,指導や教育とは何かについて,少しお話をしました.
一番大切にしてほしいことは,学生の立場に立って,指導計画をたててほしいということです.昨日お話ししたことは,自分たちが実習生だった時のことをもう一度思い出して,どんな不安があったのか,どんな疑問があったのか,何を感じ,何を見たのかをもう一度思い返してほしいと伝えました.
教育や指導は,ただ単に1から10までのものをすべて教えることではありません.「気づき」への促し,そして「気づいた後」それを解釈する為の視点や思考の伝え,実習生や学生自らの考察を支えることなのです.
そのためには,「気づき」を促すための意図的な質問や,それを促すための説得力のある臨床が必要になります.また,解釈の為の視点や思考を伝達する為には,様々な理論やアプローチ,モデルを知っていなければいけないですし,テキストや参考文献を例示することが出来なければいけません.そういった意味では,たくさんの知識が必要となってきます.更に,考察を支えるということは,指導者として学生の行き着くところがわかっていなければいけません.学生の側面から支えるといっても,常に行き着く場所がどこであるかが明確でなければいけません.ガイドってそういうものでしょ.
ということで,上述のお話をしました.
だから,実習生が来るまでのこの二週間は,後輩ワーカーはたくさん勉強しなくてはなりません.
いま,通常業務以外にもたくさんの業務が重なっているので,後輩ワーカーも忙しさのピークだと思います.でも,出来る時にしっかりやっておくことは大切ですし・・・
一つのことを一生懸命やり遂げた時の達成感って,やったもの,苦労したものしか分からないんですよ.それでいいんです.
やらない人,踏み出さない人は,頑張る人をからかったり,微笑したりするかもしれませんが・・・ 私は,頑張るあなたを全面的に応援しますよね.
だって,文句を言ってふてくされている人より,頑張って汗や泪を流している人のほうが素敵ですもんね.輝いていますよ.
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