記録が出来ないソーシャルワーカー
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七夕ですね.東京は曇り空.
東京は,晴れていても,天の川は見えませんが・・・ どこか静かな場所でゆっくり星でも見たいですね.
東京の夜空は,強いネオンが雲に反射して異様なパステルカラーです.
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今日は,相談室のお話をします.ソーシャルワーカーの重要な仕事の一つに「記録」があります.記録は,そうそう,第22回(昨年度)の社会福祉士国家試験でも出題されましたが,ソーシャルワーカーにとってとても大切な業務です.
記録は,ソーシャルワーカーが業務を行った証でもありますし,根拠や証拠となるものですし,スーパービジョンなどの研修にも活用されますし,研究などにも利用されます.そういった意味では,行った行為を記録する事は非常に重要なことです.
つまり,記録を書かないということは,「何もやっていませんでした」ということを証明することにもなるのです.
この辺りの危機感というか,重要性を意識化しておく必要があります.
さて,我が相談室内の話・・・ 恥なんですが・・・
記録が遅いワーカーがいるんです.私は,行為と同時もしくは,その直後に直ぐ書く癖があるので,記録が溜まるということは余りありません.勿論,直後に記録することが出来ないこともありますが,次の行為に移る前に必ず記録します.
記録を書かない人は,この時,「めんどくさい」「あとでゆっくり,じっくり書こう」と思うから書けないのです.書かないのです.
がしかし,この記録なんて,何時間も,何十分もかかる作業でなく,数分で終わる作業です.
また,記録は想起する時間を考えれば,行為直後に書いた方が絶対に効率的です.想起して書いているだけで,直ぐ10分,30分と時間が過ぎてしまいます.
だから,記録を後回しにして,「ゆっくり,じっくり書こう」という人は,必ず残業します.そして,内容もたいしたことがありません.
面接がたて続いている時や,急患などの対応の時は,なかなか記録を書くことが出来ませんが,私は,面接をするときも,次のスケジュールや,その次の次のスケジュールをも計画に入れて,記録をとる時間を確保しています.
記録を後回しにする人って,そのほかの例えば,簡単な業務連絡の電話や,FAX送信なども同様に後回しにする傾向があり,結局夕方から急患や突発の面接などが入ると全然対応できなくなり,結局残業をするのです.
でも,当人はこの効率の悪さに気がついていないんです.酷いソーシャルワーカー(うちの子は違いますよ)になると,「私ばっかり忙しいのに,他の人は…」なんていいだしちゃって,悲劇のヒロインになって,バーンアウトする人が多いです.
忙しいのは皆一緒.
その中で,以下に効率的に仕事を片付けるか,優先順位をつけるか,「めんどくさい」ことを直ぐ片付けるか…だと思います.
記録が行為に追いついていないソーシャルワーカーはもう一度,自分の仕事を見直す必要があるのではないでしょうか.
記録はソーシャルワーカーにとって重要な業務の一つです.
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