パールマンという人 ~問題解決アプローチ

22 6 月, 2010 (07:57) | コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書

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いや~なんか.カラダ重たくないですか? わたし,とてもカラダが重たくて,体調がすぐれません.夜もなんだか寝苦しくて,何度か起きてしまいますし… もう既に,クーラーはつけているのですが,やっぱり温度調整が上手に行かず,起きてしまいます.


温度調整だけの問題ではなく,何となく色々と考えることや,やらなければいけないことがたくさんあって,それが気になっているのだと思います.


昨日も,講義終了後,直帰したので,帰宅時間としてはとても早かったのですが,色々と・・細々とやっていたら夜は更けていきました.


◆◆◆


昨日の講義は,援助技術論(ソーシャルワーカー論)では,パールマンの『問題解決アプローチ』についてやりました.


1950年代~60年代のソーシャルワークの歴史を中心に,問題の捉え方や,クライエントとソーシャルワーカーの関係性などについて,パールマンの考えを中心に整理をしていきました.


ここでは,簡単に整理しておきますが,


問題とは,目の前にある生活上の不調和であり,それはクライエント自ら語り,自覚するものであるとし,この問題の言語化のプロセスにソーシャルワーカーは関わります.このとき,クライエント=ソーシャルワーカーは対等な関係であり,信頼関係を構築していきます.


そのため,問題の取り組みの主体はクライエントあり,問題解決の専門家はソーシャルワーカーではなく,クライエント自身です.この力をワーカビリティ(Worability)といいます.ワーカビリティには,動機付け(Motivation),能力(Capacity),機会(Opportunity)という要素があり,ソーシャルワーク目的は,このワーカビリティの向上にあるとしました.


この他にも,教科書に載っていないような詳細の内容まで解説をしました.私は,個人的に,リッチモンド,パールマンのソーシャルワークって,現代のソーシャルワークを理解する上でとても重要な考え方だと思っているんですね.


そういった意味では,通常の講義ではあまり細かく取り上げないかもしれませんが,私のクラスでは,リッチモンドと,パールマンについてはかなりしっかり講義をしています.


で,いよいよ,近代,現代のソーシャルワークとなるわけです.


 この時代のソーシャルワークを理解するためにとても重要な人物がいます.バイスティックです.バイスティックの7つの原則って言うのは聴いたことがある方も多いのではないでしょうか.そう.そのバイスティックです.実は,パールマンの問題解決アプローチは,クライエントとの対話によって問題を明確にするプロセスを重視するため,ソーシャルワーカーの面接技術の向上も同時に必要となったのです.で,このバイスティックの7つの原則へと繋がるのです.とてもいい本ですので,一読してみてしてみてください.

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