学芸大-援助技術08/6/30

30 6 月, 2008 (19:24) | 東京学芸大学

本日は,教科書P51以降をやりました.個別援助(個人と家族)の理論と技術と題しまして,特に,個別援助の概念と基本的性格について,整理しました.前期では,特にCOSやセツルメント運動から始まるソーシャルワークの歴史をかなり細かく整理してきました.その時代によって,「個人」と「環境(社会環境」,「問題」の捉え方が違ったことを理解してもらいました.そのため,今回の授業は,内容がつかみやすかったのではないでしょうか?今日の様に,テキストを読み進める中で,「この言葉は,何理論からきているもの」,「この支援は,何アプローチを利用しているもの」などと,解説をしていきます.その都度,若干の解説は加えますが,理論やアプローチ明確になっていない人は少しずつ自己学習していってください.


今日の授業が少し難しかった人は,社会福祉原論のノートや教科書をもう一度読み直しておいてください.また,私が前期に講義した内容をもう一度確認しておいてください.これらの復習がなされていれば,これからの授業は,事例を利用したり,場面を想定した入りして,お話を進めていくので,きっと面白くなってくると思います.僕自身の考え方としては,しっかり知識を習得した上での演習やロールプレイ,視聴覚教材による学習は,効果的だと思いますが,知識なくして,それらのことをやっていても,感想としてしか学べないと考えています.血や肉,身となるためには,めんどくさい作業ですが,本をたくさん読んで栄養をたくさん取らないといけません.


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