永遠の命(いのち)

6 5 月, 2010 (07:03) | コラム(ライフスタイル), 推薦図書

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この頃,いい意味でも,悪い意味でも・・ 何となく,「落ち着いちゃった」様な気がします.わたし.

安定感が出てきたということもありますが,やっぱり,もっと好奇心をもって,新しいことにどんどんチャレンジしていかないといかないなぁ~って思うんですよね.

このまま,確かに刺激的な毎日とはいえ,無難に繰り返し,こなすだけの毎日ならば,私じゃなくてもいいんじゃないかなぁ~ コンピューターやロボットでもいいんじゃないかなぁ~って思うんですよね.

だからと言って,露木信介のオリジナリティもいらないと思うし… でも,露木信介の世界観は大切にしたいと思うんです.

いま,このままで死んでしまったら,「納得できるのか?」 って考えたらやっぱりまだまだやり残したことの方が多い気がします.でも,人生なんてそんなに長い時間ではないので,やっぱり,できるときに,いや「思ったときに」やらなきゃいけないのだと思います.

なぜなら,私たちは皆,産まれたその瞬間から「死」のキャリアなんですから.

最後のこの自問は,きっと他者との比較ではなく,自己内のことなのだと思うんですね.自分自身が,どれだけ,自分に自身に納得したか? ということなんだと思うんです.

こうやって,実生活に照らし合わせて「死」を考えて怯えたりすることもありますが… 

急に俯瞰してみて,自分の生命が絶えた1000年後,10000年後を思い孤独感に押しつぶされそうになったりすることもあります.

でも,これは星が生まれたころから決まったことで,命あるものは,いつか,必ず絶えるものだと思います.

全然的外れなたとえですが,『銀河鉄道999』を思い出します.

この話は,主人公の鉄郎という少年が,永遠の命(機械の身体)を手に入れるためにメーテルとともに旅をする話し.様々な星に立ち寄っていくのですが,そこで,人間の愚かさや孤独,弱さや,経済格差や実力社会を背景としたこの世の不条理などを目の当たりにしていきます.

で,最終回で,メーテルが,鉄郎に星が壊れて,逃げるシーンで,こんなことを言います.

「よく見ておきなさい.鉄郎.永遠の命を手に入れたものは,いざという時,何もできないの」って.

やっぱり,永遠の命は人間をダメにするのですね.だから,「死」というプログラムが事前に登録されているのですね.

 

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