「別れ」の季節
いつも,クリックありがとうございます.皆様のワンクリックがランキングに反映されています.
一年は,12ヶ月で,その月その月で,その月の特徴や役割というかありますよね.2月は,「別れ」の季節です.物理的には,卒業式や送別会などが行われる3月というイメージが強いですが…
私どものように社会人は,退職の約1~3ヶ月前から退職を告知する必要があるので,丁度この2月は,退職の意思が明確になる季節なのです.そういった意味では,やはり,2月は「別れ」の季節といえるのではないでしょうか.
それに,3月末退職,4月入職の人のココロは,もう3月には既に現在の職場に有りませんよね.次の新しい生活の準備や構想,期待,不安で,前進しています.そういった意味では,3月に現職の職場の人が何を話しても,次元が全然違うので,話しててもお互いチグハグですよ.やはり,「別れ」は,2月にしておくべきですね.
◆◆◆
実際,私の友人にも8年近く勤めた会社を辞めるという人もいます.先日,その相談というか,話を聴きました.相談している時点で,もう前に進んでいるので,新しい人生や生活,自分探しを頑張って欲しいと思います.
また,私が勤務する病院でも,退職者はたくさんいます.医療現場は,「出会い」や「別れ」,退職や入職がとても激しい現場だと思います.ソーシャルワーカーも,3年くらいで転々とする方もいますし… もう何十年も勤め上げている人もいます.
でも,病院のソーシャルワーカーは,病院との軋轢やジレンマなどで,ココロがすっかり萎えてしまったり,心の芯がポキンと折れてしまって転職をしている人も多くいます.中には,バーンアウト(燃え尽きて)してしまう人もいます.
医局も移動などでコロコロ変わったり,看護部も勤務体制や病院の方針などとの不一致などで辞める看護師もとても多いです.
そうなると,5年も,その病院にいると,周りは自分より「あと入職」のスタッフばかりになります.実際わたしも,今の病院に転職して,約3年が経ちますが,周りは殆ど変わってしまいました.院長も,看護部長も,看護師長も,医師も….
医療の現場というのは,こういうところです.そういった意味では,ある程度,発言権や裁量権が必要なソーシャルワーカーにとって,一つの職場(病院)で,じっくり勤め上げることも,戦略の一つです.
◆◆◆
でも,やはり,長く苦楽を共にした仲間が職場から去ることは,寂しいことです.そして,これが当たり前ではないと思うんです.もし,経営者が,レンタルビデオのように,職員を扱うのならば,その企業や会社,病院は絶対につぶれて行きます.まして,病院や福祉施設は,人(マンパワー)がいなければ,成立しないサービスを提供してるのですから…
「替えは幾らでもいる」 みたいな発言をする経営者の病院や会社は,絶対に勤めたくないですよね.これを言われちゃったら,自分の存在意義というか,存在価値をまったく無視していることですからね.私は,人それぞれ,仕事の能力だけではなく,個性や特性を持っていると思っています.独自性ですね.
この独自性を生かし,大切にしてくれる会社や病院が,これからの時代,絶対に勝ち残っていきます.
会社は会社(病院)の成長だけでなく社員(スタッフ)の成長に努力し… そして,社員(スタッフ)は自分の成長だけでなく会社(病院)の成長に努力する関係がとても建設的な関係だと思います.
大抵,会社(病院)がそれを裏切り,社員(スタッフ)がダメになり,会社(病院)の足を引っ張っていく悪循環をしているんですよね.
『かばんはハンカチの上におきなさい』
情熱ブログの順位は?←このブログのランキングもわかります.今後ともよろしくお願いいたします.
blog@tsuyukis-support.sakura.ne.jp *ブログに関するご質問・感想はこちら