医療・福祉問題を地域レベルで考える

14 11 月, 2009 (08:14) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書

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本日,5時起床.昨日の東京は,めちゃくちゃ寒かったんです.ホント凍りつきそうに.って,大げさかもしれませんが,私にとっては,もう結構真冬.十分冬です.

が,本日は,昨日と比べ,幾分暖かい気がします.天気は,相変わらず悪いですが.

昨日は,そんな寒い中,聖マリアンナ医科大学病院で,会議がありました.地域連携会議ですが,ソーシャルワーカーの集まりです.なので,他の地域連携会議に比べ,とても有用な話し合いや情報共有が出来ます.形ばかり,口ばかりの「連携」とはまったく違います.

「連携」という用語には,サポートという概念も入っていると思いますが,まさに,この会議はサポート会議.誰のかというと,勿論,病院や患者様の利益が第一ですが,ソーシャルワーカー自身をもサポートする会議だと思います.二時間ビッチリ,時間が足りないくらい,話し合いをしました.

昨日で,第21回だったのですが,回を増すごとに,結束力が強まっていくのが分かります.

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本日も,一日病院勤務です.朝から夕方まで,ビッチリ予約が入っています.あと,来週末に行われるスクーリング(講義)の資料提出が本日までになっています. もう既に,授業の構成は,頭の中で出来上がっているのですが,具体的な内容については,これからです.

通信教育(社会福祉士受験資格)の「相談援助演習」のスクーリングですので,皆様,既に臨床をお持ちの方ばかり.そういった意味では,大学の演習とはまたもう少し違ったものになります.日頃やっている臨床や行為を理論的に整理できればと思っています.そうすれば,日頃やっていることに「意味」を見出すことが出来るのではないでしょうか.

19名のグループ演習なので,アットホームで,私らしいクラスにしたいと思っています.受講者の方,来週宜しくお願いいたします.

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あと,今相談室内で,急ピッチで進めている調査研究があります.来週金曜日に,当院(医療福祉相談室)がホストとなっている「地域連携会議」があります.この会議の参加者は,近隣地域の福祉施設の方々です.老人保健施設をはじめ,特別養護老人ホーム,有料老人ホーム,グループホームなどの方にお越しいただいています.お忙しい中,三ヶ月に1回のペースで開催しており,今回で第6回目となります.

今回も,当院から調査研究を発表させていただこうと思っています.折角,お忙しい中お越しいただいているので,「お土産」をもって帰ってもらわないといけませんよね.

で,今回は,療養型病床についての調査研究をしたと思っています.

というのも,2011年を目処に「介護療養型医療施設」の廃止の議論や,医療法改正(医療制度改革)などの流れで,病院の病床や施設の病床の役割・機能の明確化や整備が行われており,現在,臨床レベルでは,その過渡期にあると考えています.

つまり,もう既に,患者様・利用者様の流動が始まっているということです.患者様・利用者様は,我々サービス提供者より深刻に考えているのではないでしょうか.

そういった意味では,この時期に,療養型病床と福祉施設の病床を同様に機能分化していくのかを,地域レベルで考察する必要があるのではないかと考えています.つまり,患者様や利用者様は,その地域に一定量しかいません.その人々をいかに適切な場で治療・療養をしていくのかは,地域レベルの問題だと考えています.問題を地域レベルで志向することで,間接的に患者様・利用者様の利益になると考えています.

そういった意味では,自らの施設が,どのような役割や機能を果たすのか,特徴や特性は何なのかを明確にする必要があります.

このような流れの中で,現状況として,どのような問題が生じているのか,どのような課題があるのかの現状調査をすることが有用であると考えました.

今回は,施設から当院の療養型病棟への入院相談を質的に吟味し,入院相談における阻害要因は何かについて精査することを目的としています.

この調査研究のまとめを急ピッチで行っています.やることはまだまだたくさんあります.

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