生活の場は,死の場所

8 10 月, 2009 (07:46) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書, 東京保育専門学校, 講義・公演・講習

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本日,5時起床. 起床直後は,雨,風共に,まったくなかったのですが,この時間になり,本降りになってきました.コースは,昨日の予報と比べると,北のルートを取っているようですが,すごい雨です.

しかし,午後には一気に晴れるとの予報です.

本日は,一日外勤の日なので,移動の一日です.午前は,専門学校で「社会福祉援助技術」の講義です.午後からは場所を変え,大学で「医療福祉論(保健医療サービス論)」の講義です.この学校と学校の移動が距離,時間共に半端ありません.

電車移動を有効に使いたいと思います.

その後,夕方から私のとっては,不要な打ち合わせがあります.仕方ないです.私の方からは,申し伝えることはないのですが,「お会いしてお話をした」とのことなので,仕方なく時間をとりました.議論にならないような不要な時間は,過ごしたくないのが本心です.

すみません.何のことか,さっぱりわからないですよね.色々ありまして.

◆◆◆

昨日は,一日病院勤務.夕方から専門学校での講義でした.面接・面談の予約自体は,4本程度と少なかったのですが,突発のケースが連続で舞い込んでしまい,夕方のラスト3時間は,数本の面接を掛け持ちで行うような状態でした.

そして,ラストの相談は,数ヶ月前亡くなった方のキーパーソンとして相談をしていた方が,今度は自身が癌の末期患者となって,私の前に現れたことです.外来医師からオンコールで,外来に行って挨拶をすると,私より先に,「露木さん.あの時はお世話になっりました.今度は私が・・」と.つい先ほど,癌の告知をされたばかりの彼は,パニック状態.正しい判断もできず,まずは,点滴をすること促し,入院をするか,しないかの判断を1時間半延ばしました.

結論としては,入院加療することとなりました.積極的な治療ではなく,今後,栄養や痛み止めを入れるルートであるポートというものを作るための入院で,その後,病院のままで行くのか,自宅に帰るのかをもう一度相談することとなりました.

余り詳細をお伝えすることはできないのですが,ソーシャルワーカーの仕事って,こういう仕事なんですよね.現実と思いをコントロールし,現実の生活や死の準備を整えていくという使命もあります.来週は,彼の生活の場設定をしていきます.その生活の場とは,彼の死ぬ場でもあります.

 『生きる者の記録』 佐藤健著

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