ケーススタディ~地域連携会議,事例検討会(勉強会)

21 8 月, 2009 (08:13) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書

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本日,5時起床. 昨日も,朝から夜まで一日病院勤務で,病院滞在時間は,12時間越えです.明るい時間は,面接や会議・カンファレンスなどがたて続き,暗くなった終業後は,研究発表の準備です.この研究発表は,本日の地域連携会議で発表するものです.

さて,本日は,朝からハイパーアクティブな一日になりそうです.会議やカンファレンス,講義などが続きます.

13時の入院判定及び院内調整会議からはじまり,15時半:NST(Nutrition Support Team)栄養サポートチーム会議,16時半:地域連携会議,19時:作業所職員の事例検討会(勉強会)の講師と,続きます.

13時からの会議は,相談室がホストの為,必要な書類の準備などがあり,資料準備だけでもとても大変な作業です.また,16時半からの連携会議も,当院相談室がホストとなっており,地域の有料老人ホームや老人保健施設,特別養護老人ホームなどに参加していただき,地域で出来る医療・福祉を検討し,連携を図ることを目的とするものです.

そのため,前回から事例研究(ケースステディ)や調査研究を行い,発表をしています.今回は,『回復期リハビリテーション病棟と生活施設との連携』と題し,特に,患者・家族の状況に応じた支援について考察することを目的として,調査研究をおこないました.

当院の入院患者の統計で示しますと,在宅復帰率は,79.3%(自宅:約60%,有料ホーム:約15%)で,その他,老人保健施設が約16%,転院・転病棟,死亡があります.

今回の研究では,病院から施設へ入居するデータのみに着目し,入居へいたるタイプ(類型)と,その類型に応じた病院・施設の取り組みの課題を整理しました.

入居にいたるタイプ(類型)は,①当院回復期病棟入院前に,急性期病院で施設申込みを済ませているケース(類型),②回復期入院中に,自宅と施設を平行して検討をしているケース(類型),③自宅退院を検討していたが退院直前で施設入居へと方針転換したケース(類型)に分けることが出来ました.

以上の各類型別の患者・家族の状況をケース記録をもとに整理しました.具体的には,各類型における患者・家族へのプラス的要因とマイナス的要因について分析を行いました.

考察は,各類型別における患者・家族へのプラス的要因及びマイナス的要因をもとに,病院・施設が支援をする際に配慮すべき点を抽出しました.

最後に,結論として,地域の回復期病院や生活施設の特徴を最大に生かすためには,患者・家族の現状の状況を的確に把握し,その状況に応じた支援が重要であり,患者・家族の状況を的確に把握せず,支援した場合は,サービス拒否や病院や施設への拒否現象を示すことがわかりました.

分析・考察に関する詳細については,お話しすることが出来ませんでした.機会があれば,このブログで紹介していきたいと思っています.

あと,夜,知的障害者作業所の職員さんとの勉強会です.事例検討をします.今回から2年目突入です.「継続は力なり」ですね.

と,一日,ハードスケジュールです.ハイパーアクティブな一日になりそうです.

 『わかりやすい ケーススタディの進め方』

【論文紹介】
回復期リハビリテーションにおける患者家族のニーズ精査とアセスメントの考察
–大腿骨頸部骨折患者及び家族を中心に– 『医療ソーシャルワーク 57号』

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