病院と地域の連携について
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本日,5時起床. パラパラ雨模様の東京は,若干の涼しさが・・ 蒸し暑いのですが,いつものギラギラ太陽の朝より幾分涼しく感じます.時間が経つのは早いもので,7月も半月が過ぎてしまいました.
さて,本日は,一日病院勤務のあと,終業少し前に,外部の会議へ移動となります.その頃には,雨も上がっているでしょう.
本日の会議は,ある地域のケアマネジャーの集まりに,ゲストとして,医療ソーシャルワーカーの立場で参加します.日頃から,地域のケアマネジャーさんとは,仕事上で大変お世話になっております.今から3年前に,ケアマネジャーと医療ソーシャルワーカーの連携について論文を書いたことを思い出します.調査方法としては,医療ソーシャルワーカーとケアマネジャーそれぞれに対して,グループインタビューを行いました(フォーカスグループインタビュー調査法).結果としては,それぞれが誤解していたり,言葉が不足していたり・・で,十分な連携が出来ていませんでした.結果,有効に地域サービスや医療サービスを活用することが出来ていない現状も把握することができました.お互いの長所(ストレングス)を最大限に引き出し,活用することが重要であることも学びました.
論文はこちら>>>「病院と地域の連携-MSWとCMのフォーカスグループインタビューを通して得られたこと」
私は,この調査後,積極的に,地域のケアマネジャーとの協働や連携に力を注ぎました.現在も,医療的な知識ややり方などを十分理解できていないケアマネジャーに対しては,病院や医療業界のやり方や意思決定方法・価値観などを伝授することで,そのケアマネジャーが有効に医療サービスを利用・活用できるように助言しましています.
「連携」という言葉,独り歩きしている昨今,もう一度,真の連携について整理する必要がありそうです.
私自身,「連携」や「協働」の基本は,二つある思っています.①専門職自身の「専門性」の保持・向上,②他の専門職の理解と尊重です.この二つが,不十分な場合の連携は,建前や名前ばかりのものです.
私は,「連携」や「協働」の際,以上の二つを常に意識しています.連携や協働って,難しいですが,とても重要な支援モデルです.
応用・スキルアップ編です.ケアマネジャーの方は,またケアマネジメントを理解した方は,絶対にお薦めの本です.基礎からしっかり学びたい方は,ケアマネジャー実践力向上ワークブック 基礎編をお薦めします.
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