ターミネーション(エンディング)の面接って?

4 4 月, 2009 (08:12) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 東京保育専門学校, 東京学芸大学

福祉・介護ブログランキング←いつも,クリックありがとうございます.


本日5時起床.土曜日ですね.


昨日は,一日病院勤務でした.夜は,早々自宅に帰り,自宅で校正作業をしました.


今日は,ソーシャルワークのお話を少し.私は,病院で臨床をしています.昨日の面接の一場面をお話したいと思います.面接は,退院を来週に控えたターミネーション(エンディング)の時期の面接です.昨日の面接で,援助関係自体は終了となりました(細かい事務的な話は除きますが).患者は,大腿骨転子部骨折術後,当院の回復期リハビリテーション病棟で,約80日間リハビリを続けてきました.クライエントは,ご家族となります.


教科書やテキストに,ターミネーション/エンディング(終結期)の面接など,簡単に書かれていますが,実際現場ではどのように行われているかなど,ピンと来ない人が多いと思います.やはり,教える側も,自分が一つのケースを実際行って,インテークから終結を迎えるという作業をしないことには,言葉だけが先行して,実際の終結期の状況を具体的に伝えることができないと思います.今日は,そのターミネーション/エンディング(終結期)について,お話したいと思います.


面接回数は,意味ある電話相談を含め7回.昨日の面接が最終回でした.内容は,ケアマネジャーを含み最終段階の介護サービスの確認と,インフォーマル・サポートの体制の最終確認等.クライエントお二人から,この入院が人生や生活にどのような影響を与えたか.この入院をきっかけに,患者本人との関係がどのように変化したか.入院前-入院中-入院後と,社会的役割がどのように変化したか.それによって,ストレスや不安等をどう感じ,それをどのように対処したか・・などを確認しました.


そして最後に,私から『お二人の強みは,弱者や病の人々,障害を抱える人々の気持ちがわかること.そして,その人々に,その時々に必要な言葉かけを必要な量だけ提供できることです』.『もうひとつ,それだけに,自分たち自身が抱え込み過ぎないかが心配です』.『また,何かあったらいつでも,相談に来てください』と,お伝えしました.


詳細をご説明していないので,この言葉がどのような意味を持つかは,皆様余りわからないかもしれませんが,とても重要なことをお伝えいたしました.簡単な説明でしたが,少しでも伝わればと思います.


さて,本日も,一日病院勤務です.


このブログの順位へ←このブログのランキングもわかります.今後ともよろしくお願いいたします.


*ブログに関するご質問・感想はこちら blog@tsuyukis-support.sakura.ne.jp