ソーシャルワークの道具は,ソーシャルワーカー自身

10 1 月, 2009 (08:22) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 東京保育専門学校, 東京学芸大学

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寒い朝ですね.冬だから当たり前かもしれませんが,私にはとても辛い毎日です.昨日も書きましたが・・私,寒さに弱いんです.早く暖かい春,そして夏が来ないかなぁ~.昨日は,一日病院勤務でした.本日も,同じく一日病院勤務です.1月は,毎週土曜日までフル出勤です.


さて,昨日も書きましたが,原稿依頼がたて続いています.昨日は,国家試験前最後の「けあサポ」原稿を入稿しました.「けあサポ~露木先生の受験対策講座 社会福祉士編~」は,試験後,2回の講評を持って今年度の連載が終了します.来年度以降はわかりませんが,この二年間とても勉強になりました.中央法規出版の担当の方や「けあサポ」ご覧の皆様に,本当に感謝しています.ありがとうございました.


その他にも,年末入稿予定だった雑誌掲載の論文は,来週木曜日の15日が最終締め切り,2月1日締め切りの介護福祉士ワークブックの100ページの原稿,2月末締めのテキストの原稿,3月末締めの演習問題など,手元にはたくさんの原稿依頼が来ています.


ひとつひとつ,じっくり,着実に作成しています.読み手と,用途などを考慮して,原稿を作成しています.テキストや教科書,本離れが言われていますが,私自身,本からは本当にたくさんのものを学んでいます.私が書いたものを読んで,福祉に興味を持ってくれたり,学んでみたいと思ってくれたり・・してもらえたらうれしいなぁ~と思っています.


この考えは,大学や専門学校での講義でも同様です.『福祉』とか,『社会福祉』って,何となく難しいそうなイメージがあるかと思います.でも,私の授業を受けて,社会福祉や福祉という考え方は,何も特別なものでなく,私たちの生活に密着したとても,親近感のある学問なんだと思ってもらえたら,と思って授業をしています.勿論,理論に基づく,とても難しいことをお話しているのですが,噛み砕いて,事例や実際の生活に当てはめて考えてみると,とてもわかりやすいと思います.そして,福祉特有の考え方,これは独自性,専門性とも言い換えられますが,そういったものも単に頭ごなしに暗記させるのではなく,具体的に,なぜ必要なのか,その場面はどんな場面なのかを例示して説明しています.


さらに,援助者としての人間形成や自己覚知(自己理解)についても,演習の講義などでは,じっくり時間をかけて,お伝えしています.それはなぜか.それは,ソーシャルワークの道具は,ソーシャルワーカー自身だからです.つまり,外科医が開腹する際に使用するメスと同じ.メスが錆びていては,手術を行うことはできません.同じく,ソーシャルワーカー自身が錆びていては,ソーシャルワークを行うことはできないのです.だから,常にセルフ・コントロールと最新の知識・技術の習得をしておく必要があります.


そんな気持ちで,教育に携わっています.


さて,学生の皆さんも,社会人の皆さんも,お正月明け,今週はフルで働いた方も多いかと思います.週末で,ゆっくりカラダとココロを休めてください.今日から三連休という方もいらっしゃるのではないでしょうか.


受験生の皆さんは,このまとまったお休みを有効に活用してください.でも,連休や休みがあるから特別なことをやるのではなく,いつもと変わらず,ただ淡々と続けることが大切だと思います.大きな変化より,毎日の積み重ねが,真の力となります.


国家試験まで,あと 15 日.がんばれ受験生!受験生を応援します.


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