限られた時間の中で… ~学芸大講義フィードバック

6 1 月, 2009 (08:00) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 東京学芸大学

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本日,5時起床.寒い朝です.


昨日は,午前病院勤務,午後学芸大の講義でした.午前中の病院勤務は,緊急入院の依頼から始まりました.そのほか,面接予約の電話がたくさんありました.次々と面接の予約表が埋まっていきます.


午後からの講義は,演習では,年末年始の出来事を皆で話し合いをした後,一事例を使い,実際にアセスメントを作成し,発表してもらいました.そこでのポイントは,①我々が発したり,記述することは公のものであり,それ相応の責任があること,②本人や家族のニーズや思い,状況などを適切に代弁できているか(Swが入り本人や家族が不利になることは無いか),③ソーシャルワーカーの独自性(協働・連携し,チームでケースを進める現在,各専門職がその専門分野の理論に基づき,「見立て」るが,ソーシャルワーカーとして,何を見立てるか.ソーシャルワーカーならではの視点とは何か)です.アセスメントは,ソーシャルワーカーが専門家でるあるために重要な作業です.今回は,このアセスメントを言語化・文章化してもらいました.みなさん,とてもよくできていましたが,まだまだ,システムとして,ケースや問題を捉える視点が十分でない印象を受けました(少しい厳しいコメントですが・・).


続いて,援助技術論では,インターベンション(Intervention):介入活動・援助活動における留意点を整理しました(次週に続く).ここでは,援助に利用者本人も主体として取り込んでいくが,その際,利用者本人の「気づき」を促す援助として,その「気づき」の視点を整理しました.まず,第一の視点は,利用者が自身に「気づく」視点,二つ目に,利用者が自身の環境(社会環境・関係性)に「気づく」視点,三つ目に,利用者が自身の抱える問題のメカニズム(構造)を理解し,「気づく」視点,最後四つ目は,一つ目の視点をもう少し掘り下げ,利用者が自身のストレングス(力点,強み,独自性,特性など)に「気づく」視点を図を使い説明しました.フィードバックシートでは,図式があったため理解ができた方が多かったようです.


新年明けて5日目の昨日の授業としては,少しヘビーだったかもしれませんが,学生さんの約半数は授業モードになっていました.まだ,集中できない,眠気が取れない学生さんもいらっしゃいましたが,残り約1ヶ月(4回),更に理解を深めてもらいたいと思います.あと,2月はじめまでに,それぞれレポートもありますので,少しずつ,取り組んで欲しいと思います.


さて,本日は,一日病院勤務です.今日から本格的に面接や会議,カンファレンスがあります.限られた時間の中で,今できることを精一杯,一つひとつの面接や出会いを大切にしたいと思います.


国家試験受験生の皆様,いよいよ20日を切りました.自分のペースで進んでいって欲しいと思います.


国家試験まで,あと 19 日.がんばれ受験生!受験生を応援します.


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