前田ケイ先生の喜寿のお祝い~大学院卒生の集まり

14 12 月, 2008 (09:29) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書

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本日,5時起床.東京は雨です.冷たい雨が降っています.本日は,一日お休みなので,自宅でゆっくりと仕事をしたいと思います.今週,来週と勉強会や講習会(講義)があるのでその準備もしたいと思います.あと,年末までに提出の論文も書かないといけません(まだ手をつけていません).冷えた部屋を暖房で暖め,ラベンダー×レモンのアロマである程度の湿気を保ち,ショパンのピアノで静かな空間を整備しました.もちろん,暖かいコーヒーもドリップしました.

さて,昨日は,大学の集まりがあるとお話ししましたが,大学で立食のパーティーでした.で,「もう一つの目的」と,昨日ブログにも書きましたが,前田ケイ先生の喜寿のお祝いをシークレットで行いました.喜寿は,77歳です.最初,メイルでこの内容が送られてきたとき,ケイ先生の授業ぶりやそのバイタリティーから77歳・・間違いじゃないかと思いました.だからといって,還暦・・じゃないしと・・.昨日改めてケイ先生の口から知らされるまで,本当に信じられませんでした.ケイ先生は,とてもパワフルで,授業でもあっという間に学生の心をつかんでしまいます.本当に素敵な,すばらしい先生です.大学院では,本当にお世話になりました.まだまだ教えていただくことがたくさんあります.*ちょうど先週,専門学校ではグループワークを説明し,コノプカの日本語訳で前田ケイ先生の訳をご紹介したばかりでした.

その後,大学院メンバー約10名と,学長の市川先生,前田大作先生,前田ケイ先生とワインを飲みに行きました.昨日の集まりは,これが目的でした.大学院メンバーがこれだけ集まるのも,本当に久しぶりです.皆さん,福祉業界の第一線で,お仕事されている人たちばかりです.昨日の参加者で私が,一番若いんですよ.そりゃ,もうみんな重鎮です.でも集まると,そんな感じは,まったくなく,「仲間」って感じです.一人ひとりの近況報告と,各先生方からのお言葉いただき,「もっとがんばらないとなぁ」って思いました.

その後,大学院メンバー4人で,三次会に行きました.お酒の量は,少なかったですが,本当に刺激的なお話ができました.ここでも,また「もっとがんばらないとなぁ」って思いました.

昨日は,そんなすばらしい時間を過ごしました.頑張らないとなぁ.

 『ビレッジから学ぶリカバリーへの道-精神の病から立ち直ることを支援する 』マーク・レーガン著 前田ケイ翻訳 『統合失調症などの重い精神の病を持っていても,人は立ち直ることができる』.そして,人として尊重され,希望を取り戻し,社会に生活し,自分の目標に向かって挑戦しながら,かけがえのない人生を歩むこと,それが「リカバリー」という考え方です.本書で紹介されている「ビレッジ」は,精神保健福祉サービスの統合的ケアモデルのパイオニアであり,リカバリー・コミュニティとして活躍しているカリフォルニア州の団体です.ここでは「メンバー」と呼ばれる利用者が,職員と一緒に自分用のリハビリテーション・プログラムを作成しつつ,それぞれのリカバリーを体験しています.ビレッジの設立スタッフである前田ケイ先生は,本書において,多くのメンバーの物語を織り交ぜながら,個人がどのような過程でリカバリーを経験していくか,専門家がその過程にどう参与していくかについて,具体的な実践原則を整理されています(具体的なやりとりの場面などがあり,とても読みやすいです).私は,大学院のとき,ケイ先生のメッセージ&サイン付きの本を手にして,あっという間に読んでしまったことを記憶しています.精神疾患を持つ人々と関わる援助者だけでなく,本人の元々持つ力を最大限に引き出す支援を行っている現場では,とても有効な方法であると思います.是非,一読してみてください.お勧めの一冊です.

国家試験まで,あと 42 日がんばれ受験生!受験生を応援します.

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