『楽しい』とは,どういうこと?

27 10 月, 2008 (08:22) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 東京保育専門学校

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本日,5時起床.清々しい朝ですね.今週は,10月ラストの週です.今週土曜日は,11月.早いですね.本日は,午前病院勤務.午後学芸大で講義です.


昨日は,一日自宅で仕事をしていました.あとは,色々と考え事をしていました.


考えても仕方ないとはわかっていても,人は考える動物だから,仕方ない.浅はかに悩み,浅はかに考えてみる.昨日のテーマは,「楽しい」の概念である.「何をもって楽しいというのか」,「楽しいの構成要素とは」,「楽しいの指標とは」などなど考えていました.しつこいが・・あくまでも,”浅はかに”である.


まず,辞書的意味から整理してみると,『楽しい』とは,『充足感が味わえるものとして,その状態を積極的に受け入れた,できることなら,それを持続したい気持ちだ』とされている(新明解国語辞典<第6版>三省堂).


そうなると,「楽しい」と感じる要因は,個人差があり,個人の価値観が影響することがわかる.さて,構成要素となると,これはある程度予測することが出来そうだ.例えば,仕事・プライベート・健康・お金(経済)・余暇や趣味・他者との関係性などなど,列挙できる(これはあくまでも私の考えだ.そう浅はかな).『主観的楽しい』の構成概念・要素の研究されているかたいないのでしょうか?あったら読んでみたいですね,論文.仕事とお金とか,仕事と余暇や趣味とかの相関をみても面白そうですね.


っま,何が言いたいのかというと,私の場合,仕事が生活・人生の大半を占めているので,仕事が,生活や人生の「楽しい」に大きく影響しているのではないかということです.さて,辞書的意味に戻ってみると,「充足感」とあります.今の仕事を考えてみると,「充実感」はあるかもしれないですが・・・「充足感」はありません.常に,満たされないものがあり,その空白を埋める作業の連続です.そう考えると,仕事も「楽しい」とは言えず,つまり,私の人生・生活はあまり楽しいものではなさそうです.という結論に至った.


だからといって,余暇を増やしたり,お休みをたくさんもらったからといって,充足を感じるわけではない.ん~そうなると・・ 趣味(旅)はどうだろうか? おおお?これはしっくりくる.満足感も味わえる.その状態を積極的に受け入れたいと思う.できることならそれを持続したいと思う.すべて当てはまる.


わかった.ことが3つ.1つは,やはり,私が楽しいと思うことは旅をしているとき,ということ.もう1つは,「楽しい」はそうめったにあることではないということだ.辞書でも言っている,「できることなら」と.そう,できてしまったら,それが続いてしまったら,いつかは「楽しい」という感情がなくなってしまうということだ.そして,3つ目に全体のバランスが重要だということ.


ささやかな「楽しい」もあるはずだ.私にとって,それはやっぱりワイン.楽しい食事の時間.ん~そう考えると,私,結構楽しんでいる.人生の楽しいとは,ずっと続いている「楽しい」なんてありえないということだ.ささやかな楽しいと,大きな楽しいが時々におとづれるものなのだ.


そうなると,楽しいの構成要素に仕事のみが,関係しているとはいえない.仕事は,人生を楽しむ手段なのか?主体なのか?今の私にはまだわかりません.ただ,わたしにとって仕事は趣味ではなく,仕事は仕事であるということ.ただ目の前にあるから,それをやるだけのことなのだ.


音楽家で,詩人でもあるボブ・ディランは,こう言う.『やらなきゃいけないことがあるからやるんだ.だから,上手くいくんだ』と.


考えてる暇なんてありませんね.ただ前を見つめ,前に進むのみ.今日も,ハイパーアクティブに一日を駆け抜けるぞ.


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