孤食・個食…こしょく

18 10 月, 2008 (08:41) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 東京保育専門学校

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本日,5時起床.色々やることがたくさんあります.本日も涼しい朝ですね.本当は,家にこもって仕事をしたいところですが,一日病院勤務です.皆さんもうご存知のように,土曜日は朝からずーっと,面談や会議,カンファレンスが入っています.朝9時から入院相談(回復期リハビリテーション病棟)です.土曜日は,面談の予約がとても多く,すでに来週土曜日の予約も埋まりつつあります.


さて,本日は,少しニュース(時事)の話題.現在,蒟蒻ゼリーに関する問題で,様々な議論が起こっています.内容を簡単に説明すると,2008年7月,1歳10ヶ月の男児が,凍らせた一口タイプのこんにゃくゼリーを飲み込んで窒息.08年9月に死亡した事故を受けて,野田聖子消費者行政担当相が10月2日,こんにゃくゼリーメーカー最大手「マンナンライフ」の鶴田征男会長らを内閣府に呼び,再発防止策の提示などを求めました.その席で野田氏は「(従来の)小さな警告マークのみの商品は自主回収し,一から出直すことも考えては」などと促しました.一方のマンナンライフは,「行政の要望に対し,時間的に早急な対応が困難」などとして,事故があった「ミニカップタイプ」の製造を,10月8日から当面の間,中止することになりました.これに対し,消費者から意外な・・・いや,多くの声がよさられています.その内容とは,「もちや米も窒息のリスクがある」という指摘もあり,「こんにゃくゼリーの『狙い撃ち』はおかしい」といった「こんにゃくゼリー擁護論」が広がりを見せているようです.


「マンナンライフ」では,生産の再開について,「表示も,容器も,中身も検討し直す必要があって,生産再開については,なんとも申し上げられない状況です」と話しており,再開の見通し立たないようです.


この蒟蒻ゼリーの問題をこれ以上,議論したり,私がどちらの立場を取るかは,ここではお話しませんが,「食」自体に関心が向けられていることがわかります.この他にも,冷凍インゲンの問題などもここ数日のトピックスです.この前,秋の味覚「柿」を食べたんですが,「種無し」だったんです.よく行くスーパーに並ぶ「柿」も殆どが「種無し」を謳っています.冗談ですが,それを食べながら「柿が怒るよ.そのうち,毒もち始めるから~(笑)」なんて話をしていました.何が言いたいのかというと,人の品種改良により,安定した供給等は可能となりましたが,種本来の機能が欠損したものは,何らかの影響が出ないのか疑問に思ってしまいました,ということです.


あと,食については,食べるもの,口に入るもの・・・の議論も大切ですが.「こしょく」の問題も重要です.「こしょく」には,6つあるといわれています.


①個食-家族がそれぞれ好みのものを食べたり、バラバラに食べたりするスタイル


②孤食-家族の団欒がなく,(たった)ひとりで食べるスタイル


③小食-食べ物を減らすことで,バランスの偏ったものを食べるスタイル


④粉食-パンや麺類といった粉系中心の食事スタイル


⑤固食-好きなもの(同じもの)ばかりを,毎日食べるスタイル


⑥濃食-ソースや醤油,マヨネーズなどと言った濃い味付けばかりを好む食事スタイル,です.


①個食や②孤食は聞いたことがあるかと思いますが,③以下の「こしょく」も重大な問題となっています.以上,6項目を見て,自分の食生活ももう一度見直さないといけない気がします.皆さんに食生活はいかがですか?食事って大切ですよね.食事は,一年間で換算すると約1,095回です.一日二食の人は,730回です.では,一生で人はどれくらい食事をするのか?答えは, 87,600回(0歳~80歳×(366日×3回))です.ただし,自分で意思を持って食べられる年齢を例えば20歳から75歳とした場合(個人差があります),60,225回です.現在40歳の人は,残り38,325回です.一回一回の食事を大切にしたいですね.仕事柄,病気や障害で食事が食べられなくなって,経管栄養(例えは,胃ロウ(胃に直接穴を開けて,そこから栄養を注入する方法))や点滴で,必要な栄養やカロリーを取っている方もたくさんいます.食べられることに感謝し,その時間に感謝し,大切に一回一回の食事をしたいですね.明日は,素敵な食事会があります.


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