言語化すること ~そのために日頃から意識化する

8 9 月, 2008 (08:08) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 人材交流, 後継者育成事業

本日,5時起床.昨晩もスコール(豪雨)が東京の街をジャックしました.被害にあわれた方も多かったのではないでしょうか?私は,昨日一日中,殆ど家で原稿書きや資料整理をしていたので,無縁でした.週間天気を見てみると,今週一週間は「晴れ」の日が多いですね.


さて,本日も一日病院勤務です.午前中は続けて面談やカンファレンスが入っています.実習生はこの一週間で実習が終わりなので,ラストスパート頑張ってもらいたいと思います.やればやるほど,わからなくなっていくのが実習です.そのわからなくなったことを,丁寧に言語化するのが実習後教育(大学教育)なのですが・・・臨床を知らない先生には,これは無理なことです.だから,臨床現場でも,それなりに課題とか,感想とかをちゃんと伝えてあげることが重要ですし,実習終了,数週後にフィードバックをすることも大切です.この辺りの連続性は,大学-実習機関との連携になりますね.当センターは,こういったものの連続性というか,連携みたいなものの実現を目的にもしています.しかし様々なシステムによって,その実現は困難な状況にあります.が,意識化しておくことが重要だと思います.専門家を育てるのはとても大変なことです.


目の前で起きている事象をいかに観察してもらい,多くの解釈を持たせるか・・・ 多面的にその事象を捉え,その要因や要素を多面的に検討するのか.その分析の方法としては,様々な「ものさし」=尺度(理論やアプローチ)が必要となりますが,その時々で,どの「ものさし」をもってくるか?なぜその「ものさし」をもってきたのか?を検討するプロセスに実習の醍醐味があるのだと思います.そのためにも,実習生には『産みの苦しみ』を味わってもらってます.言語化することです.文字化することです.思いや考えを頭の中で空想し,整理し,それを言葉に出すこと・・・これも大変な作業ですが,口語は空間やプレゼン力(プレゼンテーション能力)によって,いくようにも解釈する事ができ,また曖昧にすることもできます.だから,私は,なるべく文字化してもらっています.とても大変な作業ですが,文字にすることは本当に大切です.文字にするためには,常に意識化して,言動・行動を観察していなければ,それができません.言語化するためには,日頃から「意識化」しておく必要があります.


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