人を助けると言うこと
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論文が発表されました!!
論文名:回復期リハビリテーション病棟の患者及び家族のニーズ構造の精査
―多面的理解と側面間の交互作用性(transaction)を中心としたソーシャルワーク支援―
掲載雑誌:『医療と福祉』NO.89 Vol.44(2) pp23-pp32. 日本医療社会事業協会発行
著者:露木信介(つゆきしんすけ) Tsuyuki shinsuke
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著書・監修した本が出版されました!!
著著名:『QB(クエッション・バンク)社会福祉士2012』
出版社:メディックメディア
内容:第20回国家試験から第23回(最新)の過去問題+αの解説集です.
編著:露木信介(つゆきしんすけ) Tsuyuki shinsuke 保健医療分野担当.
参考:http://www.medicmedia.com/welfare/book_stateexamination.html
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小雨が降り続く東京の朝.気温も,低いです.
そして,昨日,気象庁から東海・関東地方の入梅が発表されました.7月までの約1ヶ月こんな天気が続くのでしょうか?
でも,あと一ヶ月で,夏だと思うと,それもまた楽しいものです.
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今日は,一冊の本を紹介したいと思います.
『塩狩峠』 三浦綾子著
言わずと知れた,名作です.三浦氏は,熱狂的なファンも多い作家のひとりです.
読んだことのない方は,是非一読してみてください.
あらすじをザッとお話しすると・・・
結納のため札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車が、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れ、暴走し始めた。声もなく恐怖に怯える乗客。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた…。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らの命を犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う長編小説(BOOKデータより).
簡単にお話しすると,この青年(信夫)は,恐怖に怯える乗客を,自身の身を線路に投じ,多くの乗客の命を救ったと言うお話です.すっごく,雑駁に,乱暴なまとめ方なので,ファンの皆さますみません.是非,読んだことない方は,一読してみてください.本当に,もっと内容は濃いですから.
◆
で,この本,高校生の時に読んだんですね.でも,その時は,この信夫の気持ちが余りよく分からなかったんですね.愛する人を残して,多くの人々を救ったこととか,もっと現実的に他の方法は無かったのかとか(こういう視点で読んではいけません)・・・
でも,色々考えさせられたんです.
一人と,大勢を数として比べる問題なのか?とか,
愛する一人と,見ず知らずの大勢を「親密さ」で比べる問題なのか?とか,
人は危機の時,利害で物事を判断するのか?とか,
自分の幸せと,人の幸せは,どちらが重要なのか?とか,皆が幸せになる方法は無いのか?とか,
誰かがやらなければいけないとき,その「誰か」は,誰が決め,どのような人がやるのか?とか
・・・・・・・・
まだまだ,たくさんたくさん,考えました.
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で,今は,これらのことが,自分の中で理解できるようになってきたんですよね.全部じゃないし,完全ではないけれど.
なので,今は,信夫の気持ちが分かるような気がします.
皆さんは,この本を読んでどんな感想をもたれましたか?
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ソーシャルワーカーをやっていると,上述の疑問って,出てきませんか?
私は,ソーシャルワーカーである自分自身をまず大切にすることから,ソーシャルワークって始まると思っているんです.だから,大学や専門学校,講演や講習会などでも,まず,援助者である自分自身をよく知り,よく理解し,大切にして欲しいと,伝えます.
この状態が準備できて,はじめて,相手や他人に心を寄せ,理解することが出来るのです.
なので,私は,いかなる場合も,まずは自分自身を大切にします.その上で,できる限りのことを率先してやりたいと思っているんです.
ダイビングでも,まずは,他人(バディ:一緒に潜るチーム)の安全でなく,自分の安全を確保することが重要なんです.何故なら,自分自身の安全が保たれず,相手の安全を気にしているようだと,お互いが危険だからです.まずは,自分の安全を確保し,その次に相手の安全を守ります.
と,ソーシャルワークや,対人援助の鉄則って,まずは,自分自身を大切に,自分自身の安全を守ることが重要です.
ただ,本当の危機的状態になった時に,自分自身の素が,どのように反応してしまうのかは,その時になってみないと分かりません.
ま,塩狩峠の信夫は,まさに,この危機的状態の時に,とっさに取った素の行動なんだと思うんですよね.それが,その人の素の状態なんだと思います.
危機的状態の時・・・ この前の震災の時は,まず自分自身及び相談室内の部下の安全を確保したと同時に,部屋から飛び出て,各病棟をラウンドし,取り残されたり,動けなく不安な患者さんや家族,面会者に声をかけて回っていました.これは,考えてやった行動じゃないですね.カラダが自然と動いていました.
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さて,本日も,一日病院勤務です.皆さまも素敵な週末,休日をお過ごしください.
こちらも,三浦綾子の名作です.是非こちらもお薦めいたします.
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『「ありがとう」プロジェクト』
一日,
10人に「ありがとう」という感謝の言葉を言うこと.
5人から「ありがとう」と感謝の言葉を言ってもらうこと.
重要なのは,感謝し,感謝されることで,人は役割や生きがいを見つけられるものです.
皆さんも今日から是非,セルフチェック.
10人に「ありがとう」.5人から「ありがとう」.はじめてみませんか?
最初は,5人に「ありがとう」.3人から「ありがとう」でもいいですよ.
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今後ともよろしくお願いいたします.左のsumireをワンクリック.情熱ブログの順位が分かります ⇒
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