渋谷
皆さん,「渋谷」と聞くと何を思い出しますか?イメージは?? センター街,109,西武百貨店,スターバック,ツタヤ,タワーレコード・・・ 若者,時代の中心,ファッションの街,流行の発信地,人ごみ,怖い街,事件や事故の多い街,都会,ハチ公などなどなど・・・ 書ききれないほどの名詞や形容詞が列挙されるのではないでしょうか.
今日は,そんな街『渋谷』で,古くからの友人とお酒を飲みました(そうまたです.またお酒です.少し控えます).私は,あまり,渋谷という街で遊びませんし,食事やお酒も飲みません.いつも通勤で通過する街です.やぱり,「人ごみ」を連想していしまいます.新宿もまた「人ごみ」ですが,勝手のわかる新宿の方が私のとっては,数倍過ごしやすい街です.
渋谷は,例のごとく,案の定,人人人.たくさんの人です.そして,色々の人々.渋谷で人間ウォッチングしていると,本当に様々人がいるんだなぁ~そして,これらの人は,どこから来て,どこへ行くのか…なんかを考えてしまいます.もちろん,私もその中の一人なんですが…
もうひとつ,渋谷というとある本を思い出します.それは藤原新也さん著の『渋谷』です.そのままのタイトルです.藤原さんの,本業は写真家です.この本には2人の少女と1人の元少女,「少女と母をめぐる三つの物語」です.「藤原節」炸裂の一冊です.さらっと読める作品ですが,深く心に残る言葉が随所にちりばめられています.特に3章の元少女アサノサヤカ(仮名)の一言は,様々なことを考えさせる.サヤカはメイルで・・・
「よい子が『よい子』になろうと頑張るように,いわゆるダメな子も社会の『ダメな子』像に自分を当てはめようと必死なのだと思います」
という一説があります.この言葉,響く人いるんじゃないかなぁ.
社会派の作品です.是非一読あれ.そして,この『渋谷』は,映画化されるようです.松田美由紀(=瑞恵)さんが母親役のようです.この撮影の話を藤原さんは,メトロミニッツ(2008/07/20 No.069)で紹介しています.是非この映画も見てみたいです.