小さな情報の積み重ねで形作られる塊全体を包括する
■■メルマガ 社会福祉士をめざす 『露木先生の合格受験対策講座』■■
いつも,クリックありがとうございます.皆様のワンクリックがランキングに反映されています.
盂蘭盆会(うらぼんえ)を過ぎると,朝晩の涼しくなり,秋の気配を感じるものですが,ここ数年は・・・ いや今年は特に,まだまだ暑い日が続きます.
昨日は,都内でも37℃とか. 日中は,殆ど院内の空調がしっかり管理された所に居るので,あまりその暑さを感じることはないのですが・・・ やはり,お昼過ぎからの日差しの強さは,院内に居ても,よく分かります.
熱中症による死亡者もこの二ヵ月半で132人.救急搬送された人は,31,579人だといいます(総務省消防庁速報値).まだまだ暑い日が続くので,この数は増えそうですね.
搬送者が最も多いのは,愛知県で,ついで東京.埼玉,大阪,神奈川と続きます.
皆さまの熱中症に気をつけてくださいね.
◆◆◆
本日も,病院勤務です.8月に入って,殆ど休みなく,病院に来ています.実習生の指導も関係していますが,やはり,お盆の時期は,面会者が多いため,面接も必然的に多くなります.
本日も,朝から面接が入っています.この面接には,二人居る実習生のどちらかが入り,観察し,それを実習日誌におこしていきます.また,直接,口頭でスーパービジョンをすることもあります.
ソーシャルワークの実習は,実習生さんに,直接面接をしてもらうわけにはいかないので,観察が殆どなんですが,その観察で得たものを,言語化することが非常に重要です.言語化,つまり,実習日誌にそれを丁寧に記述することです.
この記録ですが,「わかったつもり」になってしまうと,内容を,効率的に,要約し始めるんですが・・・ 重要なことは,そのまま記述することです.そのまま記述したことをその次の段階で分析し,考察していくので,まずは,要約をしちゃうんじゃなくて,そのままの事実を,記述することから始まります.
要約しちゃうと,大切なことがポロポロと落ちてしまい,実はそこに重要なことが潜んでいることが多々あるのです.
事実,フィードバックやスーパービジョンをする際に,実習日誌に書いていないことで,質問すると,たくさん見て,聴いて,感じたことがドンドン出てきます.それを,しっかり日誌に書くことが大切です.
◆
ソーシャルワークって,思いっきりのよさと,その大胆な動きの根拠を精密に,繊細に積み上げる能力が必要となってきます.ソーシャルワークは,小さい情報の積み重ねで,形作られる塊全体を包括するといった繊細さと,全体性,包括性が重要です.
◆◆◆
社会福祉士国家試験受験の方で,メルマガを購読していない方へ
お薦めの試験本を紹介しています.露木先生の推薦図書はこちら.http://astore.amazon.co.jp/mailmagazine00-22
今後ともよろしくお願いいたします.虹(レインボー)をワンクリック.情熱ブログの順位が分かります ⇒
blog@tsuyukis-support.sakura.ne.jp *ブログに関するご質問・感想はこちら