ソーシャルワーク実践を学ぶ

15 12 月, 2009 (08:13) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書

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本日5時起床. どんより曇り空.低い雲が東京の街を圧迫しています.

昨日は,午後から学芸大の講義でした.講義のお話を少ししたいと思います.

まず,援助技術演習の方ですが,昨日は,講義などを最小限に押させ,面接(ロールプレイ)をやりました.二回面接をしたのですが,1回目は本人面接で,2回目は家族面接でした.

1回目の本人面接では,本人が認知症ということもあり,正確な情報が取れないことに,戸惑っていたようです.私からのコメントは,本人の全体の状況を把握することと,信頼関係を構築することに集中するように助言をしました.

つまり,本人自身を全体的に理解することです.知的面や精神面,心理面,身体機能面などなど,面接で評価していきます.と同時に,本人との信頼関係も形成していきます.また,認知症があるため,一回の面接を長時間にするより,短時間の面接を頻回に繰り返した方が効果的です.

次に,2回目の家族面接です.参加者は,長女-長男-次女です.ここでは,主に,それぞれの思いやニーズ,方向性などを理解するとともに,家族間の関係性や相互作用性を査定していきます.

ここで重要なことは,「お母様との関係性はいかがですか?」という質問は,効果的でないことが分かります.こんな抽象的な質問では,皆さんも同様だと思い増すが,答えられないですよね.

ソーシャルワーカーの面接は,会話をする中で,情報を収集し,バラバラの情報を整理し,分析し,評価をしていきます.通常,これらのことを面接中に頭の中で行っていきます.ソーシャルワーカー自身が評価したことも,クライエントや利用者に言語化することで,確認することも出来ます.

このように,面接を行っています.来週は,二回目のアセスメント・プランニングの発表です.

援助技術論では,ソーシャルワークの展開過程(プロセス)の各段階の解説に入りました.前期に苦しんで,理論やアプローチ,モデルを整理したため,それらが理解できている人は,私の話がとてもよく理解できています.前期サボってしまった人は,今とても苦しんでいます.中には,もう完全についていけていない人もいます(勿論救済しますが・・).

授業も難しくて,やってない人に合わせることはできませんし,その人を切り捨てるわけには行きませんので・・ 常に,課題を例示していますが,この課題をしっかりやってくる人は,やはりしっかり自己学習が出来ている人なんですよね.そうなると,ドンドン差がついていってしまいます.

昨日は,インテークとアセスメントについて整理しました.来週も,アセスメントの続きです.

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さて,本日は,一日病院勤務です.年内残った時間を有効に活用したいと思います.

   昨日の授業で紹介した参考文献です.

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