かっこ悪いが,かっこいい.
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本日,5時起床. 昨日は,忙しない一日でした.先日行った実習生の最終評価もすべて終わり,これでやっと実習も終わりました.後輩ワーカー達も,刺激を受けたとのことです.有意義な時間だったのではないでしょうか.
実習中は,逃げ出したいことも,不満なことも多々あったでしょう.でも,その気持ちが自分を大きく成長させてくれます.常に疑問に思い,調べ,それでも分からない時は,スーパーバイザー(先輩ワーカー)に問う.この繰り返しが重要なのだと思います.
専門家を育てるのは本当に大変なことです.最低限の知識や技術を担保していたとしても,それぞれの性格や特性,独自性・・が違いますので,何度も言ってあげなければいけない人もいれば,一度できちんとマスターする人もいます.視覚で伝えることがいい人もいれば,音で伝えるほうがいい人もいます.
我々スーパーバイザーは,そういったスーパーバイジーの特性や性格に合わせて指導を行っていきます.
誰でも最初は,初心者なんですからね.
出来の悪い3年目,5年目のワーカーは,新人に対して厳しいです.厳しいというか,理不尽です.自分も出来ていないことを平気で要求してきます.そして,ちょっと,言われると,逆ギレです.そういうワーカーを見ていると,悲しくなります.
打たれ弱いんです.というか,病院という狭い世界で,通用する常識も社会一般では,まったく通用しないことが分かっていないんです.
私は,5年目にいった大学院で,自分の未熟さを痛感しました.その当時,「まだまだ」と思う謙遜と「今までやってきた」という自信が,ありました.そして,5年目くらいは,後者の方が大きくなりつつあった頃ではないでしょうか.その当時から,大学や専門学校の講師も執筆業もやっていたので,自分を守ることに精一杯だった時もあります.背伸びもしていました.必死にその水準に合わせようと,努力しました.
でも,大学院で告げられる事実は,「未熟な自分」でした.一度全部,さらけ出して,飾らない自分で勝負しようと思いました.その後,飾り物をつけずに,自然体でいます.おかげで,精神的な肩こりもなくなりました.
「かっこいいが,かっこいい」んじゃなくて,「かっこ悪いが,かっこいい」んだって,思えるようになりました.
着飾って美しさを保っている人は,それ以上美しくなる場合,更なる装飾が必要になります.でも,日頃から着飾らないで美しい人は,少し衣を羽織るだけで,とても美しく輝きます.
余裕も出来ますしね.
『自然体のつくり方』 齋藤孝著 『自然体は、単にリラックスした軽い構えではない。粘り強い下半身に支えられた技である。かつては、日々の労働の中で自然につくられた自然体の土台。現代生活では、意図的に身体をつくり直さなければ自然体は得られない。力強い身体、ふんばりの利く足腰、しなやかな所作をどう取り戻すか?おんぶやかべ押し、すり足に呼吸法など、場になじむ自然な身体の具体的なつくり方を、あますところ無く描いた、齋藤身体論の決定版内容(「BOOK」データベースより)』。
【執筆を協力した図書】
ミネルヴァ国家試験対策 介護福祉士ワークブック〈2010 上巻〉
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