今後の病院や福祉施設は・・
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本日5時起床. 昨日は,一日病院勤務でした.会議漬けの一日でした.三ヶ月に一回の頻度で開催している当院主催の地域連携会議もありました.地域の福祉施設と当院との連携会議です.
お互いが,お互いの「やり方」「当たり前」で,業務を遂行する為,無知さゆえの「誤解」が生じることもあります.お互い円満に連携したいのですが,相手のやり方を知らない為に,自分のやり方を押し付けてしまったり,自分の当たり前を押し付けてしまっています.
昨日は,当院医療福祉相談室から事例のプレゼンテーションをしました.一つの事例を丹念に分析する中で,見えてきたマイナス面とプラス面を検討することで,効率的で,円滑な連携について検討しました.
考察では,事例調査・分析を基に,「情報の共有化」と,「システム化」,「直接の確認作業」の重要性を導きました.そして,『この地域連携会議の目的は,地域の施設間との連携を深めるものですが,連携とは,連携そのものを目的とするのではなく,患者・家族を支援するための手段の一つとして思考することが重要でないか』と,まとめました.
先日も,ブログでお話しましたが,現在の医療・福祉業界では,「リハビリテーション」と,「連携」は魔法のコトバで,短絡的な経営者は,都度,「リハビリテーションの充実・拡充」,「連携の強化」と,言っています.そういう経営者は,危ないですね.具体的なビジョンが見えてこないというのは,致命傷です.リハビリテーションについては,今後縮小傾向(今がおかしな状態)で,リハビリテーションの整理や定義,分化もなされていくでしょう.勿論,必要な部分については,今まで以上に手厚くなっていくでしょう.
これからの,病院や福祉施設の経営は,「今,苦しいからやらない」という考えは,崩壊を招きます.病院も,急性期は急性期らしく,急患や積極的治療,入院日数の短縮化を強調していく必要があります.また,療養型は療養型らしく,介護施設に入居できない医療どの高い患者を対象にしなければなりません.そのためには,医療区分は,「2」「3」でなければいけないし,それを受け入れられるだけの看護基準を満たしていくことが重要となります.更に,老人保健施設は,療養型病院に入院する医療区分「1」の患者を受け入れられる医療・看護体制を現時点から確保していく必要があります.胃ロウ(PEG)は看れませんという時代は終わってますよ.新型老健などの話がありますが,老健も医療型(現在の介護療養型医療施設をイメージ)と,介護型(現行の老健をイメージ)の二つに分化されるでしょう.そして,この場合,収入も大きく変わってくることが予想されます.「介護型老健」の場合は,認知症の方などを積極的に取っていくしか,生きていく道はないと思います.「医療型老健」は,看護師の配置基準は今以上厳しくなりますが,これをクリアーして,胃ロウなどの在宅でもできるような医療的処置をしている方を受け入れていけば,安泰だと思います(当面は).そういった意味では,今,この苦しい時期に,先行投資ができるかどうかということだと思います.
と,これは私の考えですが・・
『胃ろうのケアQ&A』 今から10年ほど前は,考えられませんでした.胃ロウ.今まで,何千・何万という紹介状(診療情報提供書)を見てきましたが,10年ほど前は,胃ロウって結構珍しかったです.が,今では,胃ロウが増設されていない方のほうが少ないくらいです.そして,在宅で,胃ロウの方を看るご家族も本当に多くなりました.援助者として,胃ロウの最低限の知識は持っておく必要があります.
本日も,一日病院勤務です.
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