そぎ落とし，洗練された『事実』のあたりに散らばる『事実』
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本日6時半起床．とてもいい天気ですね．本日は日曜日．私も，特別予定が入っているわけでなく，在宅でゆっくり資料整理や原稿執筆ができます．
朝からラベンダー×ローズマリー×レモンのアロマと，ボルドー産のよく冷えた白ワインを飲んで，昨日行われた研究大会の資料や数本の論文を読んでいました．
昨日の研究大会は，私にとってとても刺激的なものでした．新しいものを発想したり，今考えていることにヒントを与えてくれるものでした．
今考えていることは，そぎ落とし，洗練された『事実（これを一般的にエビデンス＝根拠といいます）』に対するソーシャルワークのあり方に関する検証の重要性と同時に，この過程でそぎ落とされ，あたりに散らばり落ちた『事実』に対する検証も重要だと思っています．あたりに散らばった『事実』を改めて掘り起こし，拾い集め，形にしていく作業・・考古学者のように，一つ一つ丁寧に，丹念に調べていくことが重要だと思いました．そして，フィールドにいるものがこの作業を行っていかなければならないと強く思いました．
また，福祉の現場で行われる『伝承』をいかに理論やアプローチとして体系化していくかも重要だと考えています．我々がインタビューといって，現場の方々に話を聞くと，「たいしたことやっていないから」とか，「ソーシャルワークとは無縁だから」と，おっしゃる方がたくさんいらっしゃいますが，よくよく話を聞いてみると，それはまさにソーシャルワークだったり，ソーシャルワーク的視座のものと行動や思考であったり・・と，やはり，伝承の中に理論やアプローチ形成の根拠（エビデンス）が隠れ潜んでいるのだと思います．
休日のブログなのにちょっと難しいお話でしたが，今私の頭の中は，こういったことがグルグルしています．郵便物の空白スペースや，病院のスケジュール用ホワイトボードの空白スペース，携帯電話のメモや，PCなどに，思いついたことや図，表，言葉，考え・・が記されています．時間をかけてこれを形にしていきたいと思っています．
素敵に日曜日にしてください．
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