他者の評価って,結構いい加減なもの
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●今日は午後から嵐?春一番?季節は,徐々に春へと向かっているのでしょうか?近頃,体調が悪い方が多いですね.
皆さん,体調いかがですか? それぞれの生活のなかで,様々な思いや問題を抱え,それでも前に進んでいるんですよね.個人の大変さなんて,他人は誰もわかってくれないものです.つまり,自分が納得いくまでやっているか,自分の限界のなかで,きちんとやっているかだと思います.それ以上のことをやると,ひとは壊れてしまいます.
考えても仕方ないから,今出来ることをやるしかないのだと思います.他者の評価って,結構いい加減なものです.そんなものに,一喜一憂する必要ないと思います.自分のペースで,進んでいけばいいのだと思います.
●昨日は,一日病院勤務でした.病院の仕事も色々大変です.余り細かいことは書きませんが,例えば,退院日の日程調整にしても,退院することはもう既に決まっているのですが,その日にちが確定できてない場合,単に退院日を決定してしまえば良いと考える職種もあれば,私たちのように,家族の決定や決断力,退院後の意思決定のパターン,対処能力を査定した上で,信じて待つ(勿論必要なときは,介入しますが)という退院日の決定方法もあります.*医療制度や病院の経営方針などから算定される退院日数は,ソーシャルワーカーも基本的には守ります.今回の事例も回復期の事例のため,退院期日のリミットはあらかじめ決まっていますが,それより一ヵ月半も前の事例です.
ここには大きな差があります.前者の場合,「いつになったら退院日がきまるのか」「早く家族に電話を入れて,確認を取ればいい」と考えると思います.もっといえば,「ソーシャルワーカーは仕事が遅い」と思っているでしょう.
しかし,我々は,自宅に帰った後の社会資源の利用能力やパターンなどを再評価したり,家族内の決定の方法などを再評価したりし,退院後の生活能力の査定等を行っています.電話を入れるタイミング,声をかけるタイミング・・すべて計画的に行っています.このタイミングは,各家族ごと,個別化していますので,違ってきます.たくさん連絡を入れなければならない家族,一回の連絡で済む家族,家族の窓口となる人と決定権を持つ人が違う家族,レスポンスが遅い家族・早い家族・・本当に様々です.そういった,家族を全体的・包括的に評価し,家族内の相互作用性に着目し,その家族の決定を待ちます.
更に,この状況をどのように伝えていくか,また伝えないか・・を検討するソーシャルワーカーのメゾ・システムにおける検討も重要になってきます.勿論,感情的ではなく,戦略的に,根拠を持って,しかる場面で,表出していくことになります.が,表出するのは,もう少し時を待つことにします.
●その後,15日〆切の原稿を全て書き上げ,あとは入稿するのみの状態まで仕上げました.着実にやれば,終わるものです.まだまだたくさんの原稿が残っていますが,ひとつひとつ丁寧に,前に進めていきたいと思っています.
●本日も,一日病院勤務です.
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