アウトプットが多い毎日

3 2 月, 2009 (08:15) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 推薦図書, 東京学芸大学

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本日,5時起床.

昨日は,午前病院勤務,午後から学芸大での講義でした.その後,昨日〆切の原稿100ページ余りを入稿しました.この原稿は,電子媒体での入稿だったので,今日・明日中に,紙媒体で再度入稿いたいます.今週は,この他にも,来年度のシラバスや授業計画等の提出や,国家試験の過去問題の分析(原稿)などの納品もあります.ここ数日,このような作業が続いています.アウトプットが多い毎日です.そろそろ,インプットもしないと・・脳のバランスが崩れてしまいます.

病院内のスケジュール帳は,基本的に,病院の仕事のみが書かれています.そのため,それ以外の,このような原稿の〆切や講義,講習会,打ち合わせなどなどは,すべて,もうひとつのスケジュール帳に書いています.効率的な点で,問題かと思いますが,脳を切り替えるためにはいいのかもしれません.どちらのスケジュール帳も,真っ黒.びっしり,スケジュールが書かれています.

昨日の学芸大の講義では,演習では,先週・先々週と引き続き,プロセスレコード(記録)を基に,4つの理論・アプローチを用いた場合の場面の解釈や視点について整理しています.やっと,学生の皆さんも慣れてきたようで,事例の検討になってきました.臨床家の教員である私だからこそ,できるコメントもたくさんあります.かなり丁寧に,コメントを加えています.皆さんも,是非,今度の実習のときは,このプロセスレコードを作って,スーパービジョンや実習後教育に役立てて欲しいと思います.つまり,思いや考えを文字に起こす作業,言語化する作業は,とても大切で,これはトレーニングです.

次に,援助技術論の講義も,昨年末から続けてきたソーシャルワーク・プロセスの各段階の詳細の説明が終わりました.フィードバックシートには,「やっと終わった」とか,「振り返ってみると,あっという間だった」とか,「本当に詳細に学習できた」とか,「臨床の話も聴けたのでためになった」とか,「露木先生の図は,とてもわかりやすい」とか・・様々でした.学芸大は,他の福祉系大学に比べて,援助技術や演習に費やせる時間が短いため,どうしても,省略したりしなくては,膨大な量の単元が終わりませんが,私自身は,重要なところについては,じっくり,時間をかけてコメント,解説をしています.予習や復習を行って,不足する知識は補充・補足して置いてください.でも,昨日もお話ししましたが,皆さん,本当に,とても,力がついています.単に用語を頭ごなしに暗記する知識ではなく,問題の構造や本質を見抜ける力がついてきていると思います.たぶん・・来年度も私が演習については,担当するかと思います.今年一年間で習得した知識を来年度の演習で身に付けていきたいと思います.

  左:アメリカの大学(学部)で,ソーシャルワーク教育を行う際に使用しているテキストです.インテークからターミネーションまでとても細かく解説されています.こういったテキストが日本のソーシャルワーク教育でも活用されるといいのですが・・ とてもよい書籍です.この春休みにでも,是非一読ください. / 右:エコロジカル・システム・アプローチが整理された書籍です.この書籍は,アメリカのソーシャルワークの知識がたくさん集約されています.著書のお一人である平山佳須美先生は,長年アメリカのソーシャルワーク大学院教育に携わってきた先生です.この本もお薦めです.

本日は,一日病院勤務です.その後,また原稿書きです.

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