専門家を育てるということ ~所作

5 2 月, 2011 (08:16) | コラム(ライフスタイル), コラム(介護・福祉・医療), 後継者育成事業, 推薦図書, 講義・公演・講習

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メルマガ 社会福祉士をめざす 『露木先生の合格受験対策講座』

【次年度受験生の皆さんへ】

次年度もメルマガ(社会福祉士をめざす『露木先生の合格受験対策講座』)は開講します.

近日,詳細を発表!! 

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第23回社会福祉士国家試験の講評

『けあサポ』:http://www.caresapo.jp/shikaku/shakai/kouza/

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《願掛け》

提案☆ 合格発表まで,何も手につかない方.願掛けして見ませんか?

この天使がハート(国家試験合格)に狙い撃ちを一日一回ワンクリック このクリックは,受験生専用にしましょう.受験生じゃなくても,何か目標がある方は是非クリックしてください.3月末位までこのバナーを添付しておきます.

*実際,昨年,合格発表まで私のブログを毎日見続けて「受かった(ご自分の実力ですが・・)」って言ってくれた方がいました.それを思い出して,願掛け.

人気ブログランキングへ ←←受験生専用クリック!! 始める時期が重要なのではなく,続けることが大事.

昨日,上述の願掛けで,このブログ合格発表まで毎日見てくれていた方からメイルをいただきました.

恐縮ですといいながらも,やっぱり,試験前にかなり集中して勉強したこと.でも,やっぱり所謂ボーダーラインといわれる85点そこそこしか取れなかったこと.それ以降,このブログを見続けて,願ったことをメイルで送ってくださいました.感謝です.

現在は,障害者領域のソーシャルワーカー(社会福祉士)として仕事をしており,合格して,資格手当てをもらえるようになったようです.給料として認められ,賃金として手に出来ることはうれしいけれど,利用者やその家族から資格を持っていることで,信頼してもらえる嬉しさの反面,それなりの技術や知識が求められ,資格所得後も勉強のしなければと痛感している,とのことです.

でも,こうやって,合格して,社会福祉士として,現場で悪戦苦闘している姿を見たり,聞いたりすると,とても嬉しいです.

ま,こういうお便りが,私の原動力.元気の源なんです.

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さて,今日はちょっと,ソーシャルワーカーのお話を・・・ したいと思います.

ソーシャルワーカーは,専門職です.先日,国家試験が行われたように,必要な単位を取得し,必要な現場臨床や実習を行い,その上で国家試験を受験することが出来ます.合格率は,約30%の国家試験です.

また,専門家であるからには,資格取得後も,常にスキルアップや知識の更新などを自ら行う必要があります.

私が所属する医療福祉相談室でも,この知識と技術の向上は,日々の課題となっています.それを担保する機会としては,月一回の部署内の勉強会や,毎週行っている論文の読み合わせ(一週間に一本論文を読んで,その論文の要約を発表しています)や,スーパービジョン(プロセスレコードを作成し,スーパービジョンを行っています)などです.

これによって,後輩ワーカー達は,日々成長していくのです.

私は,大学や専門学校,講演会や講習会などで,日頃から講義を行っているので・・・ そういった意味では,うちの後輩ワーカー達は,その内容を常に聞けるので,とっても幸せですよね.

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また,同様に,我が医療福祉相談室で重視していることは,社会人としての振る舞いや,大人としての所作です.でも,この所作がなかなか身につかないんです.その人の言動や立ち振る舞いは,今までの生活で培われたもので,よっぽど意識しない限り,自分のやり方に戻ってしまうものです.

でも,意識をし,それが習慣化されれば,ちゃんと身につくものです.

利用される患者さんやご家族は,この所作をみて,ソーシャルワーカーとしての個人を査定することもあります.

私も,実は・・ソーシャルワーカーとして,知識や技術があればそれでいいだろう.って,思っていた時期もあります.特に若い頃は,ソーシャルワーカーとして必要な知識,技術さえあれば,なんでもいいだろうと思っていたんです.お恥ずかしい(苦笑).

でもやっぱり違うと思います.

で・・・30歳になっても,40歳になっても,これに気づかない「専門職」って本当に多いですけどね.

専門職って,知識・技術があれば,何でも許されると思っている人とっても多いと思います.勘違いですよね.完全に.

やっぱり,社会人としての常識や,人間・大人としての所作が身についていることが重要で,その上に知識や技術があるのだと思います.

皆さん,いかがですか? 皆さんの立ち振る舞い,言動は,一般的な社会で通用しますか?

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私は,社会福祉士・ソーシャルワーカーの専門家教育に携わっていますが・・・ 専門家を育てるということは,単に,その専門分野の知識や技術を向上させるだけでなく,専門家である「人間力」や,「所作」をも,磨くことが,本当に専門家教育なのだと思っています.

皆さんそう思いませんか?

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大切な相談をする相手ですからね.

人間的に魅力があって,社会に通用する常識を持ち,必要な立ち振る舞いがしっかり出来る人に相談したいですよね.

そして,ここからは,その相談に的確なサービスや支援をしてくれる専門家を要望しますよね.

やっぱり,「いい人」だけでも,ソーシャルワーカーは務まらない.しっかりとして,知識や技術も重要なんですよね.

 『ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣』 所作を学べるか分かりませんが,一流の人をお手本に,自分の振る舞いを確認する事は重要なことです.この本では,ファーストクラスに乗る人と限定し,ビジネスクラスやエコノミークラスに乗る人と対峙して,説得性を持たせ解説しています(違和感を感じる人もいるかと思いますが・・).私も,飛行機や新幹線に本当にたくさん乗りますが,確かに,ファーストクラスや,グリーン車に日頃から乗っている人の所作は見習いたいものばかりです.時々,一見さん(これは失礼)の勘違いな人もいますが・・・ こういう人見ると,「がっかり」しますよね.因みに,ビジネスクラスやエコノミークラスでも,スマートな振る舞いの方たくさんいらっしゃいます.

何がいいたいのかと言うと,「意識化」することと,「習慣化」することが大切で,それがその人の所作となります.これ,今,この大人になってからでも十分間に合いますよ.是非ご自分の所作を見直してみては.

お薦めの一冊です. 

今後ともよろしくお願いいたします.左のバラをワンクリック.情熱ブログの順位が分かります ⇒ 人気ブログランキングへ

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